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長友フル出場のインテルはラツィオに逆転負け、今季を6位で終える…来季EL出場権は確保

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 セリエAは13日、最終節となる第38節を各地で行った。来季CL出場圏内の3位を目指す日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、敵地で4位のラツィオと対戦。勝利が欲しいインテルは前半45分にFWミリートがPKを決めて先制に成功する。しかし後半に入ると後半14分と18分に立て続けに失点し、逆転を許すと、ロスタイムにも失点。試合は3-1でラツィオが勝利した。この結果、インテルは6位で今シーズンを終えた。本来、セリエAのEL出場権は4位と5位に与えられるが、国内杯決勝に進出している2チーム(ユベントス、ナポリ)がともに欧州カップ戦出場を決めているため、6位のインテルにもEL出場権が与えられた。

 こう着した試合を動かしたのはインテルだった。前半終了間際の45分、DFサネッティからの折り返しのボールをPA内に走り込みながら受けたDFマイコンがラツィオMFクリスチャン・レデスマに倒され、インテルはPKを獲得する。キッカーはミリート。前節ミラノダービーでも2本のPKを沈めるなど、ハットトリックを達成したエースFWが冷静に蹴り込み、前半リードでの折り返しに成功した。

 しかし後半に入るとラツィオが一気に攻勢を仕掛ける。後半14分、左サイドからのCKをゴール前でフリーになったFWリボル・コザクが頭で押し込み、まずは同点。さらに同18分にはカウンターから最後MFアントニオ・カンドレバが右足で蹴り込み、あっさりと逆転に成功した。

 その後インテルもリスクを冒してゴールを目指すが、同点ゴールは遠い。逆に後半ロスタイムに波状攻撃からMFステファノ・マウリに押し込まれ、インテルは1-3で最終戦を落とした。

 同時刻に試合を行った3位ウディネーゼはアウェーでカターニャに2-0で快勝。勝ち点を64に伸ばして自力で3位を確定させ、来季のCL出場権を手にした。4位には勝ち点62のラツィオ、5位には勝ち点61でナポリ。インテルは勝ち点58で6位に終わった。

 なお長友は2試合連続のフル出場を果たした。今季はストラマッチョーニ監督就任直後の数試合は途中出場などベンチを温めることもあったが、その他はコンスタントに試合に出続け、リーグ戦35試合出場2得点で今季を終えている。

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