G・ロッシには「重圧を感じるな」

　イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督が20日に会見した。ワールドカップ(W杯)に向け、FWジュゼッペ・ロッシに重圧はかけたくないと話している。また、FWアントニオ・カッサーノにとってはラストチャンスだと語った。

　30名の候補を選び、大会に向けて23名への絞り込みに入るイタリア代表。キャンプをスタートしたプランデッリ監督は、負傷から復帰してコンディションが注目されるG・ロッシや、初のW杯出場を目指すカッサーノについて、次のように話している。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

「G・ロッシのコンディションが良くなっているか、把握しなければいけない。彼はプレッシャーを感じてはいけないよ。すでに自分にできることを示してきたのだからね」

「カッサーノはこれがラストチャンスだと分かっている。大きなチャンスだとね。彼だけではなく、全員が、5分だろうが10分だろうが、自分たちが影響できるということを理解しなければならない。『オレが』ではなく、『オレたちが』でなければいけないんだ」

　ゼニト・サンクトペテルブルクDFドメニコ・クリッシトの落選について、「(アントニオ・)カブリーニや(パオロ・)マルディーニを外したわけじゃない」と話していたプランデッリ監督。この日も「選ばなかった選手たちはチャンピオンズリーグ決勝を戦ったわけじゃない」と話していたが、その後クリッシトに対する発言を謝罪している。

　また、倫理規定については「清廉潔白なイタリアを夢見てきた。暴力的なプレーで退場することなく、サッカーをすることだけを考えるようになってほしい」とコメント。リーグ戦終盤でひじ打ちにより3試合の出場停止を科されたDFジョルジョ・キエッリーニを招集したことについては、「あれはラフプレーではなかった」と、再度問題ないとの見解を示している。

　W杯に向けては、「できるだけ勝ち進みたい。このチームは決勝に行けるほどに組織されている」とコメント。また、自身の契約延長については、「一瞬でサインする。法的なところをまとめなければいけないだけだ」と、大会後の続投を強調している。

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