W杯は大国有利との見解

　イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが、ブラジル・ワールドカップ(W杯)で大国が有利との見解を示している。また、チームメートのFWマリオ・バロテッリについて好意的なコメントを残した。

　デ・ロッシは2006年のドイツ大会で優勝を経験している。その意味や、違いとなったことについて、デ・ロッシはイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、次のように話している。

「信じられないことだよ。経験するまで決して理解できない感情だ。年を経ても決して消えることがない。僕は幸いにも、若いときにそれを味わうことができた」

「違いとなったのは、グループの力だった。メンタルの力だよ。カルチョーポリ(カルチョ・スキャンダル)直後のW杯で、僕らは動揺していた。いずれかの形で関わっていた選手たちだけでなく、少し困惑もあったね。でも、それらで僕らは強くなり、団結したんだ。サッカーの面でも、強い選手がたくさんいた。指揮官も強かった」

　では、ブラジル大会はどうなるだろうか。デ・ロッシはいわゆる大国が優勝候補かと聞かれると、次のように答えている。

「そうなると思う。準決勝でブラジル、ドイツ、アルゼンチン、スペインといった国以外のチームと対戦することはないと思うよ」

　また、デ・ロッシは何かと騒がれるFWマリオ・バロテッリについて聞かれると、このように述べた。

「彼を評価するには、彼を知らなければいけない。僕は彼を知っている。彼は良い男だよ。エゴイストな選手もたくさん知っているけど、彼は気立ての良い男なんだ」

　また、今大会の注目のタレントについては、次のように話している。

「特別な6、7選手だろうね。(リオネル・)メッシやネイマールとか。でも、いつものようにサプライズも出てくるだろう。とにかく、(アンドレア・)ピルロや(メスト・)エジル、(アンドレス・)イニエスタといった選手たちは、彼らだから持つプラスの何かを引き出すはずだ」

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