[6.18 W杯B組 スペイン0-2チリ リオデジャネイロ]

　前回大会でも同組のライバルとなったスペインを蹴散らし、チリ代表が大波乱を巻き起こした。

　グループリーグ第2戦でスペイン代表と対戦したチリは、前半20分にFWエドゥアルド・バルガスが右足でゴールに流し込み先制。同43分にはFKのこぼれ球をMFチャルレス・アランギスが押し込み、リードを広げる。このままスペインに反撃を許さなかったチリは2-0で勝利し、同じく2連勝のオランダとともにB組突破を決めた。

　試合後は選手、スタッフが入り乱れての大騒ぎとなったチリ代表。『スカイ』に対しホルヘ・サンパオリ監督は「最高のパフォーマンスが出た。重要なことはチームプレーができたこと。決定的なシーンを演出できたし、こうして勝利ももぎ取ることができた」と大仕事をやってのけたイレブンを称えた。

　ただ敗退したスペイン代表に対しては同情を示す。「フットボールでは全てが起こりえるんだ。スペインは何年も素晴らしいプレーをしてきたし、素晴らしいパフォーマンスを発揮してきた。ただ、今日の試合ではスペインの黄金世代は活躍することはできなかった。でもそれは普通のこと。成功はいつまでも続くものじゃない」と話した。

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