ブラジルで“弾けた”悪童、さらなる活躍なるか

　イタリア代表は20日、ワールドカップ(W杯)・グループD第2節でコスタリカ代表と対戦する。FWマリオ・バロテッリは、世界王者になることを望んでいると語った。

　初戦でイングランドを下したイタリアは、コスタリカに勝てば決勝トーナメント進出が大きく近づく。だが、コスタリカも初戦でウルグアイを下しているだけに、チェーザレ・プランデッリ監督は警戒をうながしているところだ。

　前日会見に同席したバロテッリは、次のように話している。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「コスタリカのことはビデオで見た。本当に強いチームだ。リスペクトしなければいけない。そのためには、200%を出すことだ。彼らがウルグアイに勝ったことには驚かなかったよ」

　バロテッリはW杯が特別な舞台だと感じている。個人的なことよりも、チームの勝利が大事だと語った。

「今はとても穏やかに過ごしている。プレッシャーも感じていない。できるだけ勝ち進みたいね。個人的には多くのゴールを決めたいけど、大事なのはチームの勝利だ。プロポーズ?　それはW杯と関係ない。ただ、何かが弾けているのは事実だ。この大会はサッカー選手にとって最高だからね。チャンピオンズリーグ以上、バロンドール以上だ。だから、全力を尽くしたい」

「移籍の噂?　僕は100%大会に集中している。終わってから様子を見よう。自分の大会になるか?　僕はマリオの大会ではなく、イタリアの大会になることを願っている。僕はスターになりたいんじゃない。W杯に勝ちたいんだ。チームが勝つために手を貸したい。バロンドールはみんなの夢だけど、今は関心ないよ」

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