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[プレビュー]リスタートを切るか、それとも・・・後のないポルトガルがGL突破懸けたアメリカと激突!

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[6.22 ブラジルW杯G組 アメリカ(日本時間23日7:00)ポルトガル マナウス]

 すでに前回王者のスペイン代表、そしてサッカーの母国・イングランド代表も、初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ代表も2連敗で大会を去ることが決まっている。欧州列強がブラジルで次々と失意を味わっているが、06年大会4位でFIFAランキング4位のポルトガル代表もこのアメリカ代表戦の結果次第では大会から姿を消すことになるという後のない戦いだ。

 アメリカは16日のガーナ代表戦を2-1で勝利。試合終了8分前に追いつかれながらも、後半41分に交代出場のCBジョン・ブルックスが劇的な決勝ヘッドを決めて白星発進した。特に相手のロングボールをことごとく跳ね返していたDF陣の健闘と押し込まれながらも集中力を切らさなかったメンタル面の強さが印象的。勝ち切ったことで決勝トーナメント進出へ大きく前進したアメリカは、このポルトガル戦で勝利すればグループリーグ突破が決まるという立場になった。ただ、不安がある。ガーナ戦の前半途中に左足を負傷して交代したFWジョジー・アルティドールはポルトガル戦の欠場が有力で、CBマット・ベスラーも負傷によってガーナ戦の前半終了とともに交代した。加えてエースFWクリント・デンプシーもガーナ戦で鼻骨骨折の重傷を負っている状況だ。ポルトガルはスタートダッシュこそ失敗したとは言え、強敵であることは間違いない。初戦で見せた執念の勝利の勢いで強豪から再び白星を掴むことができるか。

 一方、初戦でドイツ代表に0-4と完敗を喫したポルトガルにとっては、敗れれば敗退が決定するという非常に重要な試合となった。ドイツ戦ではDFファビオ・コエントランが今大会の残り出場が絶望となる負傷。またFWウーゴ・アウメイダ、GKルイ・パトリシオもこの試合で負傷を負い、DFペペは愚行による出場停止とチーム状況は非常に悪い。またDFブルーノ・アルベスも怪我によって21日のトレーニングに参加しなかったことが明らかになった。その中で待たれるのはエースFWクリスティアーノ・ロナウドの初ゴールであり、ドイツ戦で奮闘したMFジョアン・モウティーニョ、FWナニらの活躍だ。彼らを中心に白星をもぎ取り、リスタートを切ることができるか。アメリカは02年の日韓W杯初戦で2-3で敗れ、グループリーグ敗退の原因をつくられた相手。因縁の相手を倒して上昇気流に乗ることができるか、注目だ。

■FIFAランキング
アメリカ 13位
ポルトガル 4位

■対戦成績
アメリカ 1勝

■テレビ中継
TBS系

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