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FIFA、ダイブ認めたロッベンへの処分はなし

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KNVBは発言が誤解されていると主張

 オランダ代表FWアリエン・ロッベンが、6月29日のワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で試合後にダイブをしたと認めた件で、FIFAは同選手に対する処分を予定していないと明かした。イギリス『BBC』や『スカイ・スポーツ』が報じている。

 ロッベンは29日のメキシコ戦で終了間際にPKを獲得。オランダはこれを決め、2-1と逆転勝利でベスト8進出を決めている。だが、ロッベンは試合後のインタビューで、PKのジャッジが正しかったと強調しつつ、前半にダイブをしたことも認めて謝罪していた。

 敗れたメキシコのミゲル・エレーラ監督は試合後、主審によって敗退させられたと主張。ロッベンのダイブに警告を出していれば、退場となる可能性があることから、ロッベンがダイブを繰り返すことはなかったはずだと不満を表した。

 ダイブをしたことでロッベンへの批判が集まる中、オランダサッカー協会は30日、公式声明でロッベンのインタビューについて次のように発表している。

「試合後のインタビューの報道に驚いている。ロッベンは後半のPKの判定が完全に正しかったと述べた。その同じインタビューの中で、ロッベンはそれ以前の2つの状況にも触れ、一つはPKになるべきだったが、もう一つは彼が簡単に倒れたと発言した」

 FIFAのスポークスマンは30日、ロッベンに対して処分はないと明かし、次のように述べている。『BBC』が伝えた。

「我々は選手たちにフェアプレーの精神を求める。試合のあらゆることに関して管理するのはレフェリーであり、シミュレーションを見抜いてカードを出すために訓練されている」

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