ドイツ代表DFジェローム・ボアテング(バイエルン)は8日に行われる準決勝のブラジル戦はリベンジマッチではないと話している。

　ドイツとブラジルがW杯の舞台で対戦するのは2002年日韓大会決勝以来、史上2度目。12年前の対戦ではブラジルが2-0で勝ち、5度目の優勝を成し遂げた。

　ドイツからすれば雪辱を期す試合となるが、前日会見に出席したボアテングは「リベンジではない。僕らはただ決勝に進みたいだけだ」とコメント。サッカーの聖地であるマラカナンでプレーすることが最大のモチベーションになっていると強調した。

「僕らは最大限に集中して試合に入らないといけない。モチベーションは高まっている。早くプレーしたくてたまらないんだ」

　ブラジルはDFチアゴ・シウバが出場停止のため、バイエルンの同僚でもあるDFダンテが先発するとみられている。

「もしも彼がプレーするなら両チームにとってアドバンテージがあるだろうね」。ボアテングを含め、ドイツ代表にはバイエルンの選手が7人いる。当然、ダンテの特長は熟知しているが、それは向こうも一緒だ。「反対サイドにいるダンテを見るのはおかしな気持ちだけど、楽しみだよ」と、対戦が待ち遠しい様子だった。

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