ドイツ、オランダ戦の黒星がやはり引き金か

　ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督が退任するようだ。ブラジルメディアが、14日に発表されると報じている。

　スコラーリ監督は2012年11月、マノ・メネゼス前監督の解任に伴って就任。1年目は2013年のコンフェデレーションズカップで優勝し、悲願である母国開催でのワールドカップ(W杯)優勝に向けて順調に進んでいるかと思われた。

　だが、本大会ではベスト4に進出したものの、準決勝でドイツ代表に1-7とまさかの歴史的大敗。尾を引きずったか、3位決定戦でも良いところなく、オランダ代表に0-3と敗れ、2試合で10失点という惨たんたる数字で大会を終えることとなった。

　オランダ戦後、スコラーリ監督は去就について、ブラジルサッカー連盟(CBF)に委ねると話していた。だが、周囲からの同監督への批判は強まっており、退任を求める声が上がっていた。元日本代表監督のジーコ氏もその一人だ。

　ブラジルメディアが『TVグローボ』の報道として伝えたところによると、CBFはスコラーリ監督の退任を決定した模様。『グローボエスポルチ』や『ESPN』は、「スコラーリはもうブラジル代表の指揮官ではない」と報じている。

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