20日に女子ワールドカップがオーストラリアとニュージーランドで開幕する。イギリス『BBC』が同大会の注目選手10人を選出。日本女子代表(なでしこジャパン)の対戦国からも選ばれている。

　グループCに入った日本は22日にザンビア、26日にコスタリカ、31日にスペインと激突。2011年のドイツ大会以来となる優勝を目指して、まずは決勝トーナメント進出を狙う。イギリスメディアは、なでしこジャパンの3戦目の相手・スペインの司令塔に注目。今大会において「極めて重要な存在」としている。

　英メディアが活躍を注視しているのは、過去2シーズンで女子バロンドールを獲得している、バルセロナのMFアレクシア・プテジャス。7度のリーグ制覇、2回のUEFA女子チャンピオンズリーグ優勝に貢献していると説明し、「世界最高の女子サッカー選手として広く認められている」と強調した。

　また、バルセロナのリュイス・コルテス元監督の言葉を引用。「私はいつも選手たちに、ボールをどう扱っていいかわからなければ、アレクシアにパスを出せと言ってきた。彼女は常にベストな判断ができる」とのことで、日本にとっても脅威となりそうだ。

　そのほかには、オーストラリア女子代表のFWサム・カーについて「女子W杯がハリウッド映画なら、カーが主人公になるだろう」と紹介。ブラジル女子代表のFWマルタには、「ブラジルの歴代最多得点者である彼女は、俊足とスキルとセンスで、ロナウジーニョ、ロマーリオ、さらにはペレといった男子W杯優勝者と比較されることもある」と注目しているようだ。

■BBC注目の10選手
FWサム・カー(オーストラリア)
MFアレクシア・プテジャス(スペイン)
MFアーダ・ヘーゲルベルグ(ノルウェー)
FWアレックス・モーガン(アメリカ)
MFキーラ・ウォルシュ(イングランド)
FWアレクサンドラ・ポップ(ドイツ)
FWマルタ(ブラジル)
MFアシサト・オショアラ(ナイジェリア)
DFワンディ・ルナール(フランス)
FWペルニール・ハーダー(デンマーク)

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