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個性派軍団まとめる!作陽・米原が高校選抜の主将に

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[3.22 練習試合 日本高校選抜1-1早稲田大 姉ヶ崎公園サッカー場]

 今年の日本高校選抜の主将は作陽高(岡山)のDF米原祐が務める。1月の全国高校選手権では部員132人のリーダーとして「全国の舞台で臆することなく、自分たちの、作陽のパスサッカーを発揮することができれば勝利というのは必ずついて来ると信じているので、チーム『132人133脚』として一丸となって戦っていきたい」と宣言し、堂々の8強入り。強烈なキャプテンシーと強固な守りでチームを引っ張った米原は大会優秀選手に選出され、日本高校選抜入りも果たした。

 そして今回、主将に指名されたDFは「個が強いので、このチームは。その個性を活かしながら、チームとして少しでもひとつになれるようにと考えているので、ボクがどうとかいうのではなくて、チームのバランスを考えて行動しています」。日本代表で同じく主将を務め、米原にとって人間性、立ち振る舞いなど理想の存在であるというMF長谷部誠のように、高校選抜をひとつにして勝利へ導くつもりだ。

 この日は大学王者相手に引き分けに持ち込んだが、それでもチームはまだまだ向上できると信じている。「まだまだディフェンスラインとか長年やらないと合わない部分がある。でもそんなこと言っていても仕方ないので、少しでも改善できるように声掛けだったり、意識を高く持って一つひとつのプレーにこだわりを持ってやることでしか解決できないと思う。もっとこれから試合を重ねて良くしていきたい」と意気込んだ。

 今回の欧州遠征は自分の現在地を知る絶好の機会でもある。「高さの部分でどこまで通用するのかは知りたいですし、個人の対応のところだったり、相手の身体能力にどこまでついていけるのかは楽しみなところであります。海外でいい経験もできると思うので、チャレンジしてきたい」。まだ少し遠慮も見える印象だが、作陽の恩師でもある野村雅之監督の下、チームが結果を残せるように全力を尽くす。

(取材・文 吉田太郎)

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