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[SBS杯国際ユース大会]指揮官「感動しています!」静岡ユースがU-18ウルグアイ代表破る!

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[8.16 SBS杯第2節 静岡ユース1-0 U-18ウルグアイ代表 草薙陸]

 SBS杯国際ユースサッカー大会(静岡)は16日、第2節を行い、静岡ユース(U-18静岡県選抜)がU-18ウルグアイ代表に1-0で勝利。2連勝とした静岡ユースは18日の最終節で優勝を懸けてU-18日本代表と対戦する。

 静岡ユースがU-18ロシア代表に続いてウルグアイも撃破した。U-18日本代表候補のMF梅村晴貴(磐田U-18)やU-17日本代表MF須藤駿介(静岡学園高)らが先発した静岡ユースは最終ラインからボールを動かして相手の隙を狙うが、廿日岩亮監督が「相手の中盤真ん中にスペースがなかった」と振り返ったように、前半は中央で堅い守りを見せるウルグアイに穴を開けることができなかった。

 20分には右サイドから須藤が縦パスを入れ、FW中野誠也(磐田U-18)の落としからMF宮本航汰(清水ユース)が右足シュート。27分には右サイドを抜け出したMF柳沢拓弥(清水ユース)のクロスから中野が決定的なヘディングシュートを放つ場面もあった。一方のウルグアイは22分にFWラトーレ・ゴンサーロの中央突破からFWダルベナス・ルイスが右足シュート。さらに25分にはシュートのこぼれ球に反応したFWトレイラ・ルカスが決定機を迎える。ただ静岡ユースはGK長沢祐弥(藤枝東高)の好セーブによって得点を許さない。

 好守からパワーのある攻撃を繰り出してきたウルグアイに苦戦していた静岡ユースだが後半、須藤とMF上原力也(磐田U-18)のダブルボランチが中盤を安定させ、左サイドを起点とした攻撃で流れを引き寄せる。そして後半31分だ。静岡は中野からのラストパスを受けた梅村が冷静に右足でゴールへ流し込み決勝点。このリードを長島來雅(静岡学園高)と鈴木準弥(清水ユース)の両CB中心に守りきり、白星を挙げた。

 廿日岩監督が「凄く苦しいゲームを最後の最後に1点取って勝ち切れた。選手がよく頑張ってくれて、感動しています!」という80分間でウルグアイを撃破した静岡ユースは、相手のコイト・ファビアン監督が印象的な選手として「6番(手塚朋克=静岡学園高)と10番(梅村)、11番(中野)が挙げられると思います」の名を挙げるなど個々が国際試合でアピールし、チームとしても地元・静岡の代表として健闘を見せている。このメンバーで戦うのもあと1試合だけ。指揮官が「凄く楽しみ」と期待した“優勝決定戦”で同年代の代表チーム、U-18日本代表撃破を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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