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日本高校選抜キャプテン寺村「ミランの10番を超えたい」

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[2.22 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜0-1日本高校選抜 国立]

 日本高校選抜のキャプテンとして中盤の左サイドで先発したMF寺村介(星稜高)は「勝ち切れたことがうれしい。選手全員がモチベーション高く(試合に)入れたことが勝因だと思う」と、5回目の開催でようやく手にした日本高校選抜の初勝利を素直に喜んだ。

 星稜を全国高校選手権準優勝に導いたキャプテンシーは日本高校選抜でも健在だった。左SBの竹澤昂樹(富山一高)とも「ホテルでもどうしたいか話していた」そうで、「コミュニケーションをどれだけ取るかで変わってくると思っていた。やってみてもやりやすかったので、すごいいい選手だと思った」と、急増チームを感じさせないコンビネーションを見せた。

 卒業後は中央大に進学することが決まっている。「本当に4年間が勝負だと思っている。この4年で人生が変わると、自分に言い聞かせている。遊びとか誘惑もあると思うけど、そそのかされずに貪欲にできるかどうかでプロになれるかも変わってくる」。そんな意識の高さは、星稜の先輩であるMF本田圭佑(ミラン)の影響もある。

「(星稜監督の)河崎先生からいろんな話を聞いている。あの人を超えるには、あの人以上のことをやらないといけない」。目指すところはあくまで高い。「プロになることだけが目標ではない。もっと上に行きたいし、そのためにだれよりも努力したい」。大学からまずはJリーグに入り、いずれは海外のビッグクラブへ移籍することが目標だ。

「ミランの10番を超えるというか、プレミアリーグやリーガ(・エスパニョーラ)でプレーしたいというイメージを持っている。もちろん、今のままではまだまだ下手くそ。追いついて、追い越せるようにがんばりたい」。大きな夢を追いかけ、もっともっと己を磨いてく。

(取材・文 西山紘平)

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