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「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」横河武蔵野FCユースは新1年生FW先発起用の初戦を4発勝利

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[3.14 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ予選リーグ G大阪ユースB 2-4 横河武蔵野FCユース J-GREEN堺]

 3月14日、フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが自身とチームの成長を目指す第1回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」の関西大会予選リーグで横河武蔵野FCユース(東京)とG大阪ユースのBチームが対戦。横河武蔵野FCユースが4-2で勝った。

 横河武蔵野FCユースは1-1で前半を折り返すと、後半に快足MF太田翔の突破から最後は、FW渡辺将矢が勝ち越しゴール。G大阪ユースBもFW白井陽斗が突破から決定的なシュートを放つなど同点機を迎えたが、切り抜けた横河武蔵野FCユースはMF成實浩太郎のゴールで突き放す。G大阪ユースBはMF西田一翔のゴールで再び1点差としたものの、横河武蔵野FCユースは太田がダメ押しゴールを決めて競り勝った。

 横河武蔵野FCユースにとって今年は、上のステージへチャレンジする1年だ。都リーグ所属だが、Jクラブも注目する快足MF太田やMF見木友哉をはじめ、プリンスリーグ勢ともそん色ない実力がある。プリンスリーグ昇格、そして全国大会での上位進出が目標。渡辺将は「まず東京のリーグで優勝して、夏のクラブユースで去年できなかった全国へ行って、自分たちのサッカーを存分に出していけば、いい結果が出るかなと思っている」と意気込む。

 プリンスリーグ昇格へ向けたT1リーグ(東京都1部リーグ)では開幕戦から連勝スタート。T1リーグは國學院久我山高や昨年優勝の実践学園高など参加チームのアベレージが高く、近年の優勝チームの成績を見ても18試合で1敗しかできないような厳しいリーグ戦だが、増本浩平監督が「上位に入れるようになってきた。上位にいることで満足してはいけない。プレミア、プリンスをどれだけ見据えられるか」と語ったように、チームは上のステージへ意識を傾けている。今回の「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」は横河武蔵野FCユースにとって「普段やる機会のない関西のチームと対戦する機会」(増本監督)であり、すでに開幕しているT1リーグへ向けてのテストなどに充てられた。

 G大阪ユースBとの初戦は後半から本来トップ下のMF梅原陸が入って逆転勝ちしたが、先発でトップ下を務めたのは今回の遠征に新1年生で唯一参加したFW中川海だった。増川監督は「上手くいかないところもあったんですけど、所々面白かったし、期待もできる。背後も突けるし、ボールも収められた。中3(3月時点)であれだけできる。(きょうは)身体能力とか引っ掛かっちゃうところがあったし、判断のスピードも遅いけれども、それが上がってくると全然できると思う」とそのプレーを評していた。

 上級生たちの、レベルの高い戦いの中で揉まれている中川は「一番大事なものです」と「ガチ」な想いを持つサッカーでの成長へ全力。シュートセンス高く、チャレンジ心も持ち合わせる1年生は「緊張しますけれど、経験積むために頑張っていきたい。プレッシャーはありますけれど、期待に応えられるように頑張りたい。自分シュートが持ち味だと思っているんで、チャンスがあればどんどん狙っていきたい」と誓った。その言葉通りに翌日の決勝リーグ・東海学園高戦でゴール。上を目指す想いは先輩たちと変わらない。少しでもチームのレベルアップに貢献し、ゴールと白星を掴み取る。

(取材・文 吉田太郎)
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