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スペシャリティーも備えたU-18日本代表候補の万能型、大分U-18MF岩田は代表で「どれだけやれるか楽しみ」

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 今年から高円宮杯プレミアリーグWESTを戦う大分トリニータU-18の10番、MF岩田智輝(新3年)はU-18日本代表候補にも名を連ねるマルチプレーヤーだ。3月のサニックス杯では大分U-18のボランチ、コントロールタワーの役割を担い、完全に一段階上のスキルと自慢の運動量で差をつくり出していたが、直後のU-18日本代表候補合宿では左右のSBとしてプレーした。昨年のプレミアリーグ参入戦ではFWとCBを務めたように複数のポジションでチームに貢献できる万能型。注目の10番が今季の意気込みを語った。

●大分U-18MF岩田智輝(新3年)
―サニックス杯はプレミアリーグ開幕前の力試しの大会。手ごたえを感じた部分などあれば教えてください
「この大会で(自分たちのレベルが)結構分かると思う。自分たちは走るというのが持ち味だと思うので、それがこの大会で結果を出せれば結構戦えるのかなと思っています(結果は16チーム中5位)。(チームとしては)まだ足りないなというのがあります。一人ひとり、個が弱いというのがありますし、前の連係だったりとかもまだ。(一方で)守備は結構できているなというのは思います」

―その中で岩田選手は高いキープ力などチームの拠り所になっている
「ボランチを任されているんで、多分みんなも頼っているのは自分も分かっているので、そういうところはちゃんとは応えていきたいと思っています」

―(2種登録選手として)トップチームに帯同して、感じていることは
「ユースとの差は判断の速さだったり、全然スピードも違うし、そういうところは大きく感じますね」

―トップチームで自分の強みを発揮することはできている?
「全然できてはいないです。身体の強さは自分結構通用していると思うんですけど、判断の速さだったり、良さは全然通用できていないと思います」

―去年までと比べると、スケールアップしている印象だが
「(去年とはそこまで)変わっていないと思いますね。日ごろから速い判断を求められているのでユースに戻った時は余裕ではないですけど、時間があると感じています」

―チームが上で戦うための武器は
「走り負けないことが一番だと思います。そこは強みですね。今年、ユースは去年より全然走っていると聞いている。走り負けたら自分たちは負けると思うんで、そこがベースで勝って行きたいと思っています」

―将来はどのような選手になっていきたい
「憧れの選手でもあるヤヤ・トゥレが目標ですね。(運動量もあって)点にも絡むことが目標です」

―U-18代表での活動も始まった
「凄く楽しみでもありますし、自分たちの年代ではトップなんで、どれだけやれるか楽しみです」

―世界へ、という意欲は?
「去年、(U-19日本代表の坂井)大将君とかチームで全然余裕(を持ってのプレー)だった。やっぱり世界感じるとああいうプレーになるのかなと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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