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[Rookie League]「1年目から1部に上がるつもりで行く」初参戦の日大藤沢が暁星に7発快勝

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[5.16 Rookie League Bgroup第1節 暁星高 0-7 日大藤沢高 時之栖裾野G]

 関東・静岡の強豪校が優勝を争うU-16大会、「2015 Rookie League」B groupは16日に第1節を行い、今季から参戦している日大藤沢高(神奈川)は暁星高(東京)に7-0で快勝した。

 初参戦の日大藤沢が清水桜が丘高に4-0で快勝した初戦に続いて大差で白星を奪った。まずは前半12分、MF小澤拓人のCKからCB安松元気が先制ヘッドを決めると、17分にはFW桐倉太のアシストからFW三田野慧がゴール。22分にもFW柏木純のアシストからゴールを奪った三田野は36分にも決めてハットトリックを達成する。

 対してMF嶋崎諒のシュートなどで反撃する暁星は後半、MF川端健新やFW永尾強がボールを収めて1点を取り返そうとする。だが、日大藤沢は後半4分にも安松がヘディングシュートを決めて5-0。7分には鮮やかなパスワークで左サイドを攻略し、最後は小澤の折り返しを三田野が左足で決めた。さらに17分にもMF上信陽太郎のCKを安松が頭で決めて7-0で快勝した。

 1月の全国高校選手権で日大藤沢は静岡学園高を破るなど4強進出。全国にインパクトを残した昨年度からチームがさらに飛躍を目指す中、今年の新入生は大久保了ヘッドコーチも「個は面白い」と期待する特長的な選手が集まってきている。普段、1年生だけで練習することはないが、小澤やMF栫俊輔、FWギブソン・マーロン・マサオようにすでにトップチームを経験して、先輩たちに刺激を与える役割を担っている選手たちもいる。それだけに1年生たちは「Rookie League」をアピールの場として、Aチーム昇格へ繋げるつもりでいる。

 日大藤沢は昨年まで所属していたU-16大会、「ジョガドーリスリーグ」から今年、「Rookie League」へ参戦。「(ジョガドーレスリーグの)延長戦、ランクひとつ上のイメージでやっている」(大久保ヘッドコーチ)。その初戦(第3節)で静岡の名門、清水桜が丘に快勝してやや気の緩みが見られたが、5月初旬のオーシャンズカップ準決勝で神戸弘陵高、3位決定戦で青森山田高に悔しい敗戦を喫したことで逆に1年生たちは引き締まった。

 そして、この日は快勝。A Gruopには流通経済大柏高や市立船橋高、前橋育英高、そして神奈川県内の強敵・桐光学園高などが名を連ねるだけに、そこへ昇格することはチームの目標だ。大久保ヘッドコーチは「1年目から1部に上がるつもりで行く」。白星を重ねて参入1年目でA Group昇格を果たす。

[写真]後半4分、日大藤沢は安松がヘディングシュートを決めて5-0

(取材・文 吉田太郎)
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