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[プリンスリーグ関東]U-16代表、国体日本一も経験した川崎F U-18MF田中碧「もっともっと中心にならないと」

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[7.4 高円宮杯プリンスリーグ関東第8節 川崎F U-18 2-1 浦和ユース しんよこフットボールパーク]

 昨年、U-16日本代表としてAFC U-16選手権3試合に出場している川崎フロンターレU-18MF田中碧(2年)がボランチの位置で先発出場。豊富な運動量で中央、サイドの局面をフォローしつつ、1タッチのパスなど攻撃の組み立て役としても勝利に貢献した。

 昨年は1年生ながらチームの先発を任され、国体ではMVP級の活躍を見せて神奈川県選抜の優勝に貢献。年代別日本代表でも奮闘した。迎えた今年、シーズン開幕当初はミスが多かったというが、ここへ来てミスが減り、プレーが安定。この日は「もっとつくりたかった」と前半からボールを握ってチャンスに結びつけられなかったことを反省したが、それでも中盤の中心として攻守で存在感を示した。

 現在掲げている目標は得点数を増やすこと。「ゴールという結果のところにこだわっていきたい。ボランチが点取ったり、アシストできるチームは強い、そういうところは目指していきたい」と意気込む。そして、「去年から出ていて、今年も出続けられているし、もっともっと中心にならないといけない。ボールを握るサッカーをする上でボランチは大事なポジション。受けて捌いてを繰り返して、きょう(の得点)はカウンターでしたけれど、崩しと言うのは求めていかないといけない。(トップチームのボランチを務める中村憲剛や大島僚太との)差とか全然違いますけれど、自分の特長を活かしながら、追いつき追い越したい」と誓った。

 技術と高い戦術眼の持ち主は代表入りへも虎視眈々。「常に目指していますけれど、まずはチームとして結果を出していくところはやっていかないといけない」。現在、チームは強豪ひしめくプリンスリーグ関東で2位。チームで結果を出し続けて、代表入りを果たし、トップチーム昇格にも近づく。

(取材・文 吉田太郎)
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