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U-18代表主力へ成長遂げたC大阪U-18SB舩木が存在感「他の人から吸収していける1年間に」

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[2.20 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 1-1 日本高校選抜 日産ス]

 昨年、U-18日本代表の左SBとしてアジアを戦ったDF舩木翔(C大阪U-18)が、U-18Jリーグ選抜の左SBとして先発フル出場。「もっとクロスとか上げていければよかった。左サイドで時間が作れなくて、左からの攻撃があまりなかった。時間作れればもうちょっと自分の特長も出せたと思います」と振り返ったように、チームが左サイドから攻めるシーンが少なく、得意の左足を十分には発揮できなかった。
 
 それでも意識的に攻撃に絡んでいこうとしていた舩木は落ち着いたビルドアップや相手DFライン間を射抜くスルーパスでチャンスの起点に。1対1の対応などで見せた守備も含めて存在感を示して70分間を終えた。

 舩木は昨年3月、サニックス杯国際ユース大会に出場したU-17日本代表に初招集。それをきっかけに一学年上の世代に当たるU-18日本代表に昇格し、U-20W杯アジア一次予選にあたるAFC U-19選手権予選ではオーストラリアとの大一番を含めて3試合中2試合に先発フル出場した。「サニックスが自分にとって大きな分岐点だった。使ってもらって、いろいろなものを教えてもらって遠慮せずにできるようになった。きょう、こういう舞台に立ってもビビらずにやっていけるようになった。今年もやっていきたい」。

 今年、アジア最終予選を戦うU-19日本代表でポジション争いの最大のライバルとなるのはDF浦田樹だ。千葉からブラジル・パラナ州リーグ1部に所属するPSTCへ期限付き移籍した浦田の存在も気になるというが、「今は自分のことに集中して、自分を磨けるように左足をもっと出せるできるようにやっていきたいです」。

 今年、C大阪はJ3に参加。まずはU-18チームで結果を出して、U-23チームやトップチームから必要とされる選手になることを目指す。「自分はまだまだだと思っているので、さらに良くなれるようにレベルアップして、他の人から吸収していける1年間にしていきたいです」。クラブ、代表の先輩たちのいい部分を貪欲に吸収して、より成長を遂げる一年にする。

(取材・文 吉田太郎)

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