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[UAチャレンジカップ]慶應義塾が3位に!自分たちで考えて布陣変え、韓国の強豪攻略

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[3.25 アンダーアーマーチャレンジカップ3位決定戦 彦南高 1-3 慶應義塾高 富士緑の休暇村]

 日韓の強豪8校が真剣勝負で成長を目指すと同時に、栄養講習会やリカバリー講習会を通して体作りの知識などを身につけてきた「アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SPRING」(山梨)は大会最終日の25日、順位決定戦を行い、慶應義塾高(神奈川)が3-1で彦南高(韓国)に勝利。3位で大会を終えた。

 大会のチームMVPに選出されたMF柿沼亮祐(2年)が「ウチはエンジンかかるのが全体的に遅くて失点すると上がってくる」という慶應義塾は前半に失点してしまったが、1-1で前半を終えると後半開始直後に柿沼のPKで勝ち越し。さらに1点を追加して3-1で勝った。

 強敵に競り勝った試合について、柿沼は「自分たち、最初は3-4-3でスタートしたんですけど、(大方貴裕)監督から自分たちで考えてやっていいと言われたので4-3-3に変えてそこから収まるようになって、3点取ってしっかり勝てた。また、(相手には)18番(FWカン・ミンジェ)のいい選手がいたんですけどCB陣にチャレンジカバーでうまく守らせることを意識させてできたのが良かった」。

 DF関俊太朗(2年)やDF星山慎太郎(2年)、DF酒井綜一郎(1年)が相手の起点を作らせず、自分たちの流れに持ち込んで快勝。今大会はテーマの守備の部分で失点する試合も続いたが、それでも得意のショートカウンターなどからゴールを連発し、柿沼や俊足FW小関嵩史(2年)、注目MF平田賢汰(1年)が強敵相手に存在感を発揮するなどチーム力の高さも示した。そして最終戦で勝利。いい形の勝利で4月のK1リーグ(神奈川県1部)開幕への弾みをつけた。

(取材・文 吉田太郎)
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