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[ミズノカップIN香川]「グリップ力が高い」岡崎のスーパーゴール生んだバサラやモナルシーダ、モレリアを強豪校の選手たちがテスト

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 第4回ミズノカップU-18 IN うどん県(香川)2016(3月29日~31日)ではメーン会場の瀬戸大橋記念公園球技場にてミズノ製スパイクの試し履きが実施されている。イグニタス同様に高校生プレーヤーの注目を集めていたのが、バサラだ。

 3月にイエロー×ブラックのニューカラーが発売された「バサラ 101」は日本代表FW岡崎慎司(レスター)が初めて着用したアフガニスタン戦で巧みな反転からDFの股を抜いて鮮やかなゴールを決めたが、この一足を強豪校の選手たちが早くもテストしている。

 イエロー×ブラックのニューカラーは日本に伝わる妖怪 “鵺(ぬえ)” をモチーフとしており、鵺の腕(虎)をイエローで、尾(蛇)をブラックで表現。頭が猿、体は狸、手足が虎、尾が蛇で複数の動物の武器を併せ持つという鵺のように、ミズノ製のスパイクのいい部分を結集させたものがバサラである。

 柔らかくかつ伸びに強い素材であるプライムスキンアッパーや、瞬発ターン時にシワが出やすい部分に伸縮素材を採用したDYNAMOTION FIT(ダイナモーションフィット)、また従来に比べてグリップ性が向上し、シューズ内での足のズレを軽減し、キレのあるプレーをサポートするZEROGLIDE(ゼログライドカップインソール)などを装備している。特にトップモデルでは日本代表FW岡崎慎司の悩みを解決。岡崎は試合中に靴紐下部のタングの部分がズレてしまう悩みを持っていたという。これにより、フィット感が崩れてパワーロスしてしまう。「それを軽減できれば。0.01パーセントでもサポートできれば」(ミズノ株式会社グローバルフットウエアプロダクト本部 企画デザイン部の青井俊輔さん)との思いで開発された一足はズレとパワーロスをなくし、また、よりインソールが滑りにくいスパイクとなった。

 3月29日には「自分は足広だけど、これは広がるし、フィット感がいい。試してみたい。FWなんでこのスパイクで点をいっぱい決めて、アシストもしたい」と着用した愛媛FC U-18FW木田寿輝斗(新2年)がミズノカップ初戦で決勝ゴール。また青井さんによると、他の選手たちは「グリップ力が高い」「全然滑らない」と感想を述べたという。

 その他、日本の部活生向けのスパイク、「モナルシーダ」やミズノの定番スパイク「モレリア」にも選手たちは手を伸ばし、ミズノカップの試合でテストしていた。モレリア2を着用した香川西高のGK近藤雅紀は「モレ2は自分でも買っているけれど、まだ使っていなくて、今回使ってみたかった。全部皮なんで動きやすいし、軽くなったと思います。モレ2はずっと憧れで、ずっと履きたかった」。4種類のスパイクを試すことのできる貴重な機会。それぞれの選手がミズノ製スパイクのフィット感や軽さを体感し、より自分を活かすスパイクを選ぶための参考にしていた。

(取材・文 吉田太郎)
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