beacon

[Rookie League]全員が高い目標持ち高め合う市立船橋、好調・矢板中央を4発撃破

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.15 U-16 Rookie League A group第2節 矢板中央高 1-4 市立船橋高 時之栖うさぎ島5グラウンド]

 15日、関東・静岡の強豪18校の1年生たちが真剣勝負の場で成長を目指す「2016 U-16 Rookie League」A group第2節が行われ、矢板中央高(栃木)対市立船橋高(千葉)戦は市立船橋が4-1で快勝した。

 矢板中央は5月1日に先行開催された静岡学園戦と、前日の前橋育英戦で計11得点を叩きだして2連勝。大会関係者たちの注目の的となっていた。対する市立船橋はトップチーム合流組に加えて、けが人もいた影響で1年生チームの主力と言える存在たちを欠いた中での一戦。それでも波多秀吾コーチが「予想以上に頑張ってくれた」と目を細め、結果を聞いたトップチームの朝岡隆蔵監督も賞賛したという戦いぶりで2連勝を飾った。

 ともに攻守の切り替え速い展開。その中で矢板中央はセカンドボールを良く拾い、左サイドのテクニシャン、MF木村泰晟のドリブル突破などからチャンスをつくり出す。だが市立船橋はCB前山元希とCB古橋智也を中心とした守りで先制点を許さない。

 逆に27分、市立船橋はクロスのこぼれ球をFW加藤瑞貴が決めて先制した。さらに32分にはMF舩越大地がロングシュートを決めて2-0。この日、長身FW望月謙をケガで欠いた矢板中央だが、前半途中にFW飯島翼とFW大塚尋斗を投入すると、後半9分に大塚が決めて1点差とした。

 前日の前橋育英戦も後半に6点を奪っている矢板中央の士気が上がる。またCB向井陽貴を中心とした守りで相手の追加点を阻止していたが、市立船橋は後半27分に交代出場のMF大関克弥がゴール。さらに35分にもMF鈴木稀裕が決めて4-1で勝利した。前山は「(市船での目標は)全国で一番になること。ここの人はみんな言っている。一番の目標です」。市船で日本一になるという高い目標を持つ集団がチーム内で高め合って、在学中に目標を達成する。

[写真]決勝点を決めた市立船橋MF舩越

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2016 Rookie League特集ページ

TOP