beacon

[プレミアリーグEAST]昇格組・横浜FMユースが4連勝、首位と勝ち点3差に!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.11 高円宮杯プレミアリーグEAST第12節 横浜FMユース 3-1 新潟U-18 日産フィールド小机]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは11日、第12節を行った。3連勝中の横浜F・マリノスユース(神奈川)はホームでアルビレックス新潟U-18(新潟)と対戦。3-1で快勝した横浜FMは4連勝で首位と勝ち点3差としている。

 ここまで11試合でわずか1勝、現在4連敗中の新潟はMF本間至恩が「これまで先制したゲームが1試合しかなく、その試合では勝っているので、先制点を取らないといけません」と語ったように先制点を目指したが、先に得点したのはホームの横浜FMだった。

 前半21分、横浜FMはDF板倉洸からのパスを受けたFW岩城大助がカットインから右足で先制点。「ボールを持った後は、仕掛けて決めるだけでした。ゴール前にカットインをして、最初はファーサイドを狙おうと思ったのですが、感覚的にニアサイドに変えました。うまく入ってくれてよかったです」という岩城のゴールでリードを奪った横浜FMは、32分にも右サイドを突破したMF佐多秀哉の折り返しを岩城が押し込んで2-0と突き放す。

 新潟は後半、判断速く、シンプルにボールを動かすことで反撃。17分にはPAで仕掛けたMF山下廉の獲得したPKをFW堀航輝が右足で決めて1点を返す。だが、横浜FMはGK原田岳を中心とした守りでこれ以上の反撃を許さない。逆に横浜FMは後半アディショナルタイム、交代出場MF川原田湧の右クロスを同じく交代出場のFW西田優太が頭で合わせて3-1で勝利した。

 苦しい昇格1年目を送っている新潟にとって痛かったのはやはり先制点。入江徹監督は「先制されると苦しいですし、こちらから点を奪って、突き放せるようにならないといけません。後半のように、しっかりとした守備からボールをつないでいけば必ずチャンスはきます」と語り、本間は「(先制するためには)僕がPA付近からより積極的に仕掛けていくことです。もっと練習をして、2人、3人を抜き去るような選手になりたいです」と誓った。

 一方、横浜FMの松橋力蔵監督は「夏場に1、2年生を含む選手全員が力を付け、それがチーム全体の底上げにつながっています。選手たちの練習や試合に取り組む意識が変わり、成長することへの欲も出てきたことで、チーム内でいい競争が行われていると思います」とチームが意欲的に変化してきたことを喜ぶ。これで首位・青森山田高との勝ち点差は3。シーズン序盤こそ苦しんだものの、後半戦好調続く注目の昇格組・横浜FMの視線の先には、はっきりと首位の座が映っている。


▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

TOP