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[サニックス杯]前半4発で快勝!選手権4強の東海大仰星が九州新人大会2位の神村学園撃破!

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前半6分、東海大仰星高はMF藤原拓未(4番)が決めて2-0

[3.16 サニックス杯予選リーグ第1節 東海大仰星高 4-1 神村学園高 グローバルアリーナ]

 16日、「サニックス杯国際ユースサッカー大会2017」(福岡)予選リーグで全国高校選手権4強の東海大仰星高と今年の九州高校新人大会準優勝の神村学園高が対戦。東海大仰星が前半の4得点によって4-1で快勝した。

 16年度の全国高校選手権で初の4強入りを果たした東海大仰星が新チームでも強さを示した。修学旅行などの影響で準備期間がほとんど無かったという東海大仰星だが、中務雅之監督が「神村さんがどういった形でやってくるかということも含めて、ある程度自分達から良い入り方ができたと思います」と振り返ったように、入りの良かった前半で勝敗の行方をほぼ決定づけて見せる。

 まずは1分にMF藤川直己のゴールで先制すると、6分にもMF藤原拓未がゴール。神村学園はMF原田啓史とMF田畑拓武中心にボールを動かして反撃。だが、相手の連動した守備の前になかなか相手ゴールまで近づくことができない。時に注目エースのFW高橋大悟が最終ライン近くまで引いてボールを受けるシーンもあったように、思うような攻撃をすることができていなかった。

 東海大仰星は負傷のために選手権でも主軸の一人としてプレーしたFW藤山海星を欠いている状況。それでもサイドでの崩し、細かいパスワークから決定機を作り出す。そして23分、右サイドからの細かいつなぎから追加点。MF阪本晃洋からのラストパスを受けたMF西田幸誠が左足で決めると、27分にも藤川が加点して前半だけで4点をリードした。

 神村学園は後半1分、MF出水柊のアシストから田畑が決めて反撃開始。だが、こちらも選手権4強メンバーGK宮本一郎を中心に守る東海大仰星から2点目を奪うことができず、黒星スタートとなった。

 東海大仰星は今年、プリンスリーグ関西へ昇格。初の全国4強入りした16年度からさらなる飛躍が期待されるが、中務監督は「ほとんどの選手が去年メンバーに入っていたのでプラスからのスタートだと思っていたんですけど、ゼロではなくて、マイナスからのスタート。まだまだ自分達でどう動かしていくかというところで淡白な部分がありました」と指摘する。これから日常の学校生活や練習から自発的、能動的な動きが出てくるか。個々が人としての成長を目指しながら、チーム力を高めていく。

(取材・文 吉田太郎)

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