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[ミズノカップ U-18 IN うどん県]熾烈なFW競争勝ち抜く!神戸弘陵はFW立岩が決勝でインパクト十分の2発!

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神戸弘陵高FW立岩玄輝(20番)は2ゴール

[3.30 ミズノカップ決勝 桃山学院高 0-3 神戸弘陵高 香川県サッカー場]

 MVPこそ、衝撃的な先制点を決めたFW住田翔に譲ったものの、後半8分から出場した神戸弘陵高FW立岩玄輝(新3年)がインパクト十分の2ゴールを叩き出した。

 まずは12分、神戸弘陵はMF中濱悠斗(新2年)の左足サイドチェンジを起点とした攻撃から、右MF竹村史明(新3年)が前を向いてPAへ。立岩は「竹村がシュート打つと思ったんですけど、こぼれ球とかあるし、詰めておこうと思って入っていた」。すると、クロスを選択した竹村からのボールがPA左寄りの位置にいた立岩へ入り、背番号20の左足シュートがゴールを破った。

 流れるような攻撃を完結させる形でゴールを決めた立岩はさらに14分、右SB西山克人(新3年)からのクロスをPAでコントロールする。一見、やや流れたように映ったが、本人によると狙い通りのトラップ。「右足で打とうと思ったんですけど、DFが来ていたので左に変えて打ちました」と反転しながら左足を振り抜く。この一撃が素晴らしい弾道でゴール左隅へ突き刺さり、スーパーゴールとなった。

「気持ち良かったです。反転してイメージ通りのゴールでした」と立岩。そのFWにとってはポジション奪取のための2発だった。「(神戸弘陵は)すぐに点決めたFWが出る。入れ替わりが激しいんで常にゴールを決めていないと出られないんです。この遠征でスタートでの出場が少なかったので、途中出場で絶対決めたいと思っていた」。今回のミズノカップで立岩は各務原高戦でも2ゴール。だが、今大会はライバルのFW渡辺一也主将(新3年)、FW小西力生(新3年)、そして住田もゴールを決めるなど熾烈な争いに。その中で立岩は2ゴールに加えて得意のドリブルでチャンスを作り出すなどプレミアリーグ開幕戦へ向けて、またアピールに成功した。

 目標は苦しい時にチームを救うことのできるストライカーだ。「どんな試合でも、苦しい試合とかで1点の重みがあるので、1点決めてチームが勝てるようにしていきたいです。最終選手権では絶対に10番付けてチームを勝たせたいです」。まずは競争を勝ち抜くため、どんな試合でもゴールを決め続ける。

(取材・文 吉田太郎)
ミズノカップ U-18 IN うどん県

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