四国屈指の伝統校、高松商高は総体予選敗退から切り替えて、プリンスリーグ四国残留、選手権予選連覇、全国での勝利を目指して再スタートを切っている。14日に『NIKE ACADEMY TOKYO supported by JYD』のトレーニングセッションを受けたMF伊賀龍太郎主将(3年)が主にフィニッシュをテーマとして行われたトレーニングの感想や今後への意気込みを語った。

―トレーニングの感想について教えてください。
「まず、一つひとつのトレーニングが試合に繋がるイメージでやれたので、それが新鮮で楽しかったです」

―小林祐希選手と一緒にトレーニングすることができた。
「身近にいる人たちと違ってオーラがあって堂々としている。そこはプロだなと思いました」

―チームが得点を取れていない中で、今回のトレーニングはどのようなきっかけになりそう?
「まずは点が取れないという状況で雰囲気が悪くなっていた。きょうは新しいトレーニングで雰囲気も良かったので、このままチームとしての雰囲気も良くなっていって点が取れない状況でもみんな雰囲気崩さずにやっていけたら、自ずと点も入っていくのかなと思います」

―個人的に学べたところは?
「個人的には自分はボランチをやっている。小林祐希選手はいつも首を振っていて、首振るスピードとか全然違ったので、そういうところを意識したいなと思いました」

―自分自身の特長について教えてください。
「僕は相手の攻撃を潰す守備を特長としていて、攻撃面においてはまだ課題が多いんですけど、小林祐希選手のプレーを見たのでそういうところを意識しながら、変えていきたいと思っています」

―今年のチームの強みは?
「まだまとまりはないんですけど、個性があるので、それをみんなが活かせていけたらいいと思います。それを僕が引き出していけたらと思っています」

―総体予選は先を見すぎた部分もあって負けたという部分も
「香川西はプロ内定の本田選手がいたり、(G大阪の)高木選手の弟(慎也)がいたり、意識しすぎているとは思うんですけど、そこも考えず一戦一戦やっていくことを意識してやっていきたいと思っています」

―結果はこれから。今後の目標を。
「まずは去年成し遂げられなかった選手権全国で1勝するというところを目標にしながら、夏にフットサルもあるんで取り組んでいきたいと思います」

―昨年はフットサルで全国3位。得るものも多い?
「去年の3年生も夏に結果が出ていなかったんですけど、フットサルで結果出すことで自信にもなりましたし、そういうところで大事かなと思います」

―昨年の選手権を見て、そこで勝つために必要だと感じたことは?
「先輩たちも僕たちと同じで得点力がなかったので、きょうのトレーニングをきっかけに上げていければい」

(取材・文　吉田太郎)