[10.08 高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権大会決勝 広島ユース 0-1 流通経済大柏高 埼玉スタジアム]

　流通経済大柏高が広島ユースを1-0で下し、初の日本一に輝いた。初めて決勝を戦う流通経済大柏高は、前半から今大会得点ランキング首位のエース・FW大前元紀を中心としたパスワークと、厳しく的確な守備で優勢に試合を進める。12分にはドリブル突破した大前が左足で決定的なシュートを放ち、36分にはMF名雪遼平主将の強烈なボレーシュートがゴールを襲った。そして後半7分、左サイドを抜け出した大前の折り返しを4試合ぶり出場のMF小島聖矢が押し込み先制。その後も華麗なパス交換から再三相手ゴールへと迫り、広島ユースに反撃の機会をほとんど与えなかった。結局、流通経済大柏高は広島ユースをシュート4本に抑える会心のゲームで初優勝を成し遂げた。
　今年の全国高校総体で優勝した市立船橋高に続き、千葉県勢の全国制覇達成となった。

<写真は初優勝を喜ぶ流通経済大柏高イレブン>

(取材・文　吉田太郎)