beacon

[デンチャレ]日本高校選抜の今大会初ゴールは静学FW松永颯汰!進学前にアピール続ける

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW松永颯汰(静岡学園高3年→流通経済大)は日本高校選抜の今大会初ゴールをゲット

[3.10 デンチャレGL第2節 関東選抜B 1-1 日本高校選抜 Jヴィレッジ]

 今年の日本高校選抜のテーマは、「とにかく点を取ろう、攻撃的なサッカーを貫こう」(仲村浩二監督)。そのチームのデンソーカップチャレンジ初得点をFW松永颯汰(静岡学園高3年→流通経済大)が叩き出した。

 1点を追う前半44分、日本高校選抜は左サイドのMF大迫塁(神村学園高2年)がクロス。DFのクリアに反応した松永が「上にふかさなかったらチャンスがある」と抑えのきいた一撃を放つ。これがDFの股間を抜けてゴールネットに突き刺さった。

 東海選抜との初戦でチームは無得点。今大会初得点に選手たちは沸いた。静岡学園の卒業式が5日行われた関係で他の選手に比べて合流が遅れていた松永は、東海選抜戦で出番なし。それだけに「結果残してやろうと思っていた」という思いの込もったゴールだった。

 ゲーム勘に不安があったということもあって、この日も思うようなプレーができた訳ではない。「全然プレーが自分では納得いっていないので、課題とかも自分の中では分かっているので改善してもう1点、2点決められるようにやっていきたい。ボールを失うところだったり、頭があんまり上がっていなかったのでもうちょっと人を使っていければ良い」と首を振る。

 それでも、試合に慣れてきた時間帯でチームを救うゴール。日本高校選抜メンバー23名決定後の初ゲームだった桐蔭横浜大戦の40m弾に続くファインショットだった。松永は大学進学前の貴重な機会でさらなる結果を残す意気込みだ。

「大学もはじめが肝心だと思っているので、こういうところで先、アピールできたらなと思います」。U-20全日本大学選抜とのグループリーグ最終戦へ向けては、「U-20は(先輩の)関根大輝(拓殖大1年)さんとかいるんで。いつも憧れなんですけれども、試合では違うので、ぶっ倒せるようにやりたい」と誓った。直接対決が実現すれば、先輩からゴールを奪って日本高校選抜にデンチャレ初白星をもたらす。


(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2021
●第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集

TOP