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習志野はPK戦の末に横山杯準V…同点弾のMF石塚遥翔「悔しい。だけど自信にはなる」

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同点ゴールを決めたMF石塚遥翔(2年)

[12.28 横山杯決勝 桐光学園 1-1(PK5-4) 習志野 若松運動場]

 PK戦の決着で屈したが、試合には負けなかった。習志野高は横山杯で惜しくも準優勝。同点ゴールを決めたMF石塚遥翔(2年)は「悔しいですけど、ひとつ自信にはなる」と手応えを語った。

 習志野は決勝リーグで粘り強さを見せた。最終節を前にグループ3位だったが、首位の横浜創英高を3-1で撃破。さらに2位・帝京高と4位・前橋育英高が引き分けたため、勝ち点3を積み上げた習志野がグループ首位でリーグ突破を決めた。

 その粘りは決勝でも発揮された。後半7分に桐光学園に先制ゴールを奪われるが、同23分には同点ゴール。右サイドから崩してMF津根優登(2年)がPA内からシュート。相手GKにセーブされるが、こぼれ球に詰めたのは石塚だ。「こぼれをずっと狙っていました」。左足で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 70分間で決着はつかず、習志野はPK戦の末に敗れた。習志野の菊池功二コーチは「最後苦しいところで、粘れるようになったことは自信になった。今年の代の強み」と選手たちをねぎらう。

 新チーム発足から1か月で決勝まで上り詰めた。石塚は「これから徐々にチームを作り上げて、選手権に出られたら」と目を光らせる。「今年はベスト4で選手権が終わってしまった。それを越えられるように、(県予選)優勝を目指してやっていきたい」。2022年の最後にひとつの手応えを掴み、最終学年ではさらに躍動するつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

●横山杯第23回全国ユース招待サッカー大会特設ページ

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