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“全国大会級”の戦いを制すのは?ニューバランスカップin堺ユースフェス準決勝は八千代vs鹿島学園、興國vs阪南大高に

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阪南大高(写真青)などが「ニューバランスカップ in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」準決勝へ進出した

「ニューバランスカップ in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」(J-GREEN堺)準決勝の対戦カードが決まった。25日午前9時キックオフの準決勝で、八千代高(千葉)と鹿島学園高(茨城)、興國高(大阪)と阪南大高(大阪)がそれぞれ対戦。決勝進出を懸けたカードは実績のある関東勢同士の戦いと、大阪府勢対決となった。

 千葉の伝統校・八千代は、1月に開催された「ニューバランスカップ in 時之栖2023」(通称・裏選手権)準優勝校。今年は5月の関東高校大会で準優勝しており、攻守に力のあるチームだ。今大会は予選リーグF組を2勝1敗で2位通過。決勝トーナメントでは今大会屈指の好カードとなった鹿児島城西高(鹿児島、プリンスリーグ九州1部2位)戦を3-1で制し、プリンスリーグ中国2位の玉野光南高(岡山)にも1-0で競り勝った。

 対戦する鹿島学園は、茨城県を代表する強豪校。今年はプリンスリーグ関東1部でJクラブユース勢から勝点を獲得するなど6位につけている。今大会は予選リーグD組で3連勝。首位突破を果たすと、決勝トーナメントでは西京高(山口)、習志野高(千葉)を下した。初戦から4試合無失点を記録するなど、今大会5試合でわずか1失点。夏のニューバランスカップで“冬超え”と狙う八千代と、3年連続で選手権に出場している鹿島学園による注目の関東勢対決だ。

 もう1試合の興國と阪南大高は、ともにプリンスリーグ関西1部に所属。7月9日の対戦では阪南大高が4-2で勝利している。阪南大高は下級生の台頭も目立つ今年、プリンスリーグ関西1部で現在3位。今大会は予選リーグG組を2勝1分で首位通過すると、決勝トーナメントでは福岡の強豪・筑陽学園高と関西大北陽高(大阪)を破って準決勝進出を果たした。

 対戦する興國は昨年まで6年連続でJリーガーを誕生させているチームで今月、MF國武勇斗(3年)が来季からの奈良加入内定。今大会は予選リーグF組を3連勝で首位通過すると、決勝トーナメントでも大阪産大附高(大阪)と佐野日大高(栃木)をいずれも1点差で振り切り、4強入りしている。選手権の出場権争いやプリンスリーグ関西1部でもライバルとなる両校が、ニューバランスカップファイナル進出を懸けて激突する。

 大会最終日は準決勝に続き、午後0時20分から決勝が開催される。32チームによって争われた“全国大会級”のフェスティバルのチャンピオンが決定。「ニューバランスカップ in 堺ユースサッカーフェスティバル(2023)」を制し、秋、冬の戦いへ向けて弾みをつけるのは果たして――。

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