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駒澤大高は抜群の得点力を発揮し、「関東ROOKIE LEAGUE」Cリーグで初優勝。プレーオフで学んだ課題を改善し、次の目標達成へ

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「関東ROOKIE LEAGUE」Cリーグで得点王、アシスト王、MVPのFW岩井優太(1年=港区立港南中出身、右)がドリブルで持ち上がる

[9.10 関東ROOKIE LEAGUEプレーオフ1回戦 鹿島学園高 3-2 駒澤大高 時之栖うさぎ島G]

 駒澤大高(東京)はU-16の全国大会、「MIZUNO CHAMPIONSHIP」関東第3代表の座を懸けたプレーオフの1回戦で惜敗。だが、0-2からCB大草竣とMF木川大輝の連続ゴールで追いつき、さらに上位リーグ優勝の鹿島学園高(茨城)を押し込むなど好勝負を演じた。

「関東ROOKIE LEAGUE」のCリーグでは、9試合でリーグ最多の42得点を叩き出して初優勝。来季からのBリーグ初昇格を決めた。後方から司令塔のMF大城あさひらが係る形で丁寧にボールを繋ぎ、岩井のポストワークや右FW倉石雄太、左FW森田敬太の突破力など全国大会に繋がる一戦でも攻撃力を発揮。だが、課題も出て悔しい敗戦となった。

 Cリーグで16得点、6アシストを記録し、得点王、アシスト王、MVPの個人3冠を獲得しているFW岩井優太(1年=港区立港南中出身)は、「得点は多かったんですけれども失点も多くて、1試合で無失点、せめて取られても1失点にしていくように改善したいです」と口にする。

 この日は勝負どころで失点するなど3失点。また、1本のチャンスで決め切る力の必要性も選手たちは感じていた。岩井は「自分が決めるべきところでミスをしてしまって、鹿島学園さんも良いチームなので1本の勝負をもうちょっと極めなければいけない」。ただし、会場に訪れた亀田雄人監督も期待感を口にするように、今後が楽しみな世代だ。

 すでに大草や岩井がAチームで活動。他にも力のある選手が多い。岩井は「まず自分のチームでトップチームのスタメンを勝ち取って、全国制覇、選手権制覇をしていきたいです」。この日の悔しさも糧に努力を重ね、先輩や自分たちの世代で目標を達成する。

後半10分、CB大草竣のゴールで1点差

さらに11分、交代出場MF木川大輝が同点ゴール

Cリーグで初優勝

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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