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[関東ROOKIE LEAGUE]Aリーグ得点王:日大藤沢FW有川啓介「得点力では絶対に負けたくはない」

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日大藤沢高FW有川啓介(1年=FスタジオJY出身)がAリーグ得点王を獲得

 関東・静岡の強豪校の1年生たちがリーグ戦で力を磨いた「2023関東ROOKIE LEAGUE」は、全日程終了後に各賞受賞者を発表した。Aリーグの得点王は10得点の日大藤沢高(神奈川)FW有川啓介(1年=FスタジオJY出身)が獲得した。有川は184cmの長身と50m走6秒1のスピード、得点感覚を併せ持つストライカー。リーグ最多得点(24得点)の日大藤沢を牽引し、U-16の全国大会、「MIZUNO CHAMPIONSHIP」(12月)出場権獲得に貢献した。その有川が、「2023関東Rookie League」の感想や今後の意気込みを語った。

―得点王の感想を教えて下さい。
「自分の目標としていた部分なので、かなり嬉しい気持ちです」

―コンスタントに取れた要因は?
「チームの連動性だったり、攻め方がだんだんはっきりしてきたところから、前線がシュートを打てることが多くなって、最後は自分が決めるということを意識して練習したので、それがかなり取れた要因になったと思います」

―取ったことでまた意識も変わるかな。
「自信になりますし、それこそトップチームでやっていく上でも、自分の自信になるんじゃないかなと思います」

―自信になるタイトル。
「日大藤沢は、去年も一昨年も2年連続(得点ランキング)2位で、今年1位取れたことはかなり嬉しいです」

―リーグ戦を通して、自分のプレーが出せたところを教えてください。
「得点王と結びつくんですけれども、得点を取ることができたことはFWとして大事なことでしたし、自分の武器を見つけた上で個人としても打開できるような部分が一つできたのは良かったです。(得点王は)仲間ありきというか、ボールが出たからこそ自分が走って決められたのもありますし、守ってくれていないと勝てる試合も勝てなかったので、仲間たちには感謝しています」

―特に記憶に残った試合とその理由を教えてください。
「自分の中では3節の前橋育英戦。開幕2連敗した後にホームでの試合で4-0という快勝で、しかも自分も2点取れたので、そこから良いイメージを持てたんじゃないかなと思います」

―リーグ戦で感じた個人の課題は?
「前回の試合もそうでしたけれども、シュートを打っている本数に対してまだ決めれているのがやっぱり少ない。あと、キツイ時間にFWが前で一回ガッと収めて、時間を作って、逆に自分たちの攻撃の時間に変えていけるようにしていかないといけないので、細かい技術だったりは課題かなと思いました」

―同様にチームの課題となったことは?
「先制点を取られた後とか、立ち上がりが悪かったりとか。市立船橋戦もそうでしたけれども、後半の立ち上がりとか切れた後の切り替えとかをもっと全員で声を掛けながら、ずっと自分たちの良い流れを維持できるようにしていければと思っています」

―自分のプレーで見て欲しいところ、他の選手に負けたくないところは?
「得点力では絶対に負けたくはないですし、自分の武器である、高さと速さを活かしたものは誰にも負けないように頑張っていきたいと思っています。(得点力を磨く上で、)シュート練習の時とかも自分が裏に抜けるシチュエーションが多かったりしたので、スプリントをしている状態からシュートを打ったりとか、スピード感を持った上で技術を発揮できるように意識して練習していました」
     
―高校3年間と将来の目標は?
「まず今年からでもトップチームに入って全国に出場し、最終的には全国優勝を目標にしてやっていきたいと思っています」
     
―憧れの選手と、憧れている理由も教えてください。
「ハーランド選手でまず得点力が凄くあるところだったり、これは良く調べるんで色々出てくるんですけれども、ハーランド選手は凄く人格が良いと言われているので、そういうところも目指したいなと思っています」

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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