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[MOM4664]帝京長岡FW新納大吾(3年)_ プレミアリーグの24年ハットトリック第1号!今年は最高峰リーグで量産へ

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前半6分、帝京長岡高FW新納大吾(3年=千里丘FC)が右足で先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.14 プレミアリーグWEST第2節 帝京長岡高 4-0 神村学園高 長岡NT]

 立ち上がりのプレミアリーグ初ゴールを皮切りに3発。帝京長岡高(新潟)のFW新納大吾(3年=千里丘FC出身)が、24年プレミアリーグでのハットトリック第1号となった。

 まずは前半6分、「1点目は(水川)昌志がゴチャッとなって、自分の目の前にこぼれてきて、1対1でシュート振り切ろうと思って、振り切って決めれて良かったなと思います」と先制点。控え部員や小学生を含めた地元観衆の祝福に応えると、前半26分にも抜け出しから右足で2点目を決めた。

「いい感じで自分も乗れたなと思います」と新納。前半33分には、右サイドへの抜け出しから、ずっと意識してきたというFW安野匠(3年)との2トップの関係性でアシストを記録した。そして、後半24分には右サイドを抜け出した安野から、“お返し”とばかりに決定的なラストパスが新納へ通る。背番号9はこれを難なくゴールへ沈めて3点目。強烈なライバル心を感じさせていた2人が互いに助け合い、チームに4得点をもたらした。

 新納は選手権直後から右足甲の怪我のために長期離脱。3月下旬に復帰したばかりでコンディションはまだまだこれからだ。「ゴール前の部分でしっかり自分の特長というか、シュート決め切るところだったり、ドリブルとかもしっかりやっていきたいなと思います」と誓う。

 昨年はプリンスリーグ北信越1部で得点ランキング2位の13得点。同1位の先輩FW堀颯汰(現関西大)との2トップでゴールを量産した。「去年は堀といい関係でできて。中盤とかも色々守備とかもずっと全部やってくれて。最後自分が点取るだけみたいな感じだった。去年はほんと3年生に助けてもらったばっかりで、いっぱい点も取れたんですけど、それでも、チームは勝てなくて、(選手権も年を越せず)年末でもう終わっちゃったんで、今年はほんとに責任感持って、自分が点取って、チームを引っ張っていけたらいいなと思います。今年は自分から打開して点取ったりとかしていきたいなと思います」。今年は自分の力でゴール数を増やし、チームを助ける意気込みだ。

 2年前、プレミアリーグ勢のチームではなく、帝京長岡のサッカースタイルに憧れて進学を決意。ゴール前での1タッチシュートや駆け引きを自分の武器と言えるものに進化させてきた。そして、プレミアリーグ初昇格に貢献し、自分の活躍で初勝利。「ここに来て良かったなと思います。みんないい仲間たちなんで。最後、この舞台でできるのはほんとに幸せだなと思います」という舞台でゴール量産を目指す。

 FW古橋亨梧(セルティック)のオフ・ザ・ボールの動きなどを参考に成長するゴールハンターは「プリンス(リーグで)12、13点やったんで、(プレミアリーグで)15、16はいきたいです」。目標は昨年の得点数超え。“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグで目標を達成する。

前半26分に2点目

祝福に応える

後半24分にハットトリックを達成

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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