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C大阪U-18の10番MF木實快斗は抜群の動きも…「もっと高いところで自分が勝たせられたら」

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セレッソ大阪U-18の10番、MF木實快斗(3年=ソレッソ熊本U-15出身)は現状に満足せず、高みを目指し続ける

[5.6 プリンスリーグ関西2部第5節 C大阪U-18 2-0 近江高B J-GREEN堺S4]

 セレッソ大阪U-18の10番は目線を上げて日々のトレーニングや公式戦に臨んでいる。この日は最も自信を持っているゲームメークに加え、突破から決定機の演出、ボールを奪う部分でも違いを見せるような90分間。だが、MF木實快斗(3年=ソレッソ熊本U-15出身)は試合後、「今日はあんまり納得いかなかったです」と首を振った。

 トップチーム昇格を目指すレフティーは、度々練習参加を経験。「(ユース年代の試合で)自分のミスの多い試合とか絶対ダメだと思うんで、もっと高いところで自分が勝たせられたらなっていうところがあります」というように、求めるレベルが高い。

 この日、チームは前半からボールを支配し、チャンスを作りながら、先制点は後半7分。2点目を奪ったのは後半43分になってからだった。相手の急所を突くパス、シュートも特長の木實は、ゴールに絡む回数を増やさなければならないと考えている。

「もっと攻撃のところでゴール前に行ったり、シュートを増やしたりとか、点に絡めるところを増やしていきたいと思います。もっと質を上げていかないと点は入らないと思うんで、これからの日々の練習だったり、自主練とかで練習していきたいと思います」と力を込めた。

ドリブル突破でもチャンスメーク

 トップチームの練習では、「コートを広く見るってところはできてるのかなと思います」と語る一方、「今やったら厳しいかなと思います。もっと点に絡めないと。サッカーは点のスポーツなんで、もっと点に絡めるところを意識しないとトップに上がれないと思うし、今の質やったらトップでやっていけないと思うんで、もっと質を上げていきたいと思っています」。U-18年代でのプレーに満足することなく、J1上位チームで活躍するようなレベルを求めていく。

 プリンスリーグ関西2部は開幕5試合で4勝1分。後輩たちにより高いレベルで戦う機会を与えなければならない。「(自分が)1年の頃はプレミア(リーグ)でやっていて、2年連続で落ちて(現在は)プリンス2部ってところで。オレたちがいる場所はここじゃないと思うし、絶対にプレミアでやっていかないといけない。一気にプレミアは無理なんで、今年、まずプリンス1部のところに上げたいっていう目標を持って、チームで日々の練習を意識してやっている。勝ち点3のところをこだわって、1試合1試合勝ちにこだわってやっています」。プリンスリーグ関西1部昇格は絶対に達成しなければならない目標。自身は毎試合得点に係わることにこだわり、チームの昇格と個人昇格の可能性を広げる。

強度の部分でも相手との差を生み出す

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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