beacon

[全日本ユース選手権]広島ユースMF砂川が得点王獲得

このエントリーをはてなブックマークに追加

[10.11 全日本ユース(U-18)選手権決勝 広島ユース 2-1 F東京U-18 埼玉]

 サンフレッチェ広島ユースのMF砂川優太郎が6得点で大会得点王に輝いた。この日放ったシュートは前半の1本だけ。準決勝の静岡学園高(静岡)戦でハットトリックを達成し、チームを決勝へ導いたエースだが、この日の主役はDF越智翔太に譲って脇役にまわった。

 09年、10年のプリンスリーグ(U-18)中国得点王が再びつかんだ栄冠。獲得したタイトルについては「そんなに初めからは意識していなかった。でも結果的に取れてよかった」と表情を緩ませた。
 右サイドのポジションから1対1で抜群の強さを発揮し、そしてその正確なクロスでも得点機をもたらした。そして昨年までシャドーストライカーを務めていたサイドアタッカーは「自分は中でもサイドでも点を取れる」ということば通りにゴールを連発。「決勝でも点を取って優勝し、得点王になりたい」と話していたように、決勝でゴールを奪うことはできなかったが、7試合中4試合でゴールをたたき出した。そして優勝、得点王の“2冠”の夢を達成した。

 現在のところは大学進学が有力。ただし「トップでも通用した」スピードとFKを直接決める右足を武器に冬のJユースカップ、そして今後もゴールを奪い続ける。夢は「ワールドカップに出て日本代表として優勝する」だ。

(取材・文 吉田太郎)

全日本ユース2010特集

TOP