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[全日本ユース選手権]広島トップ昇格のFW井波「自分がチームで一番上手くなれるように」

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[10.11 全日本ユース(U-18)選手権決勝 広島ユース 2-1 F東京U-18 埼玉]

 サンフレッチェ広島のトップチーム昇格が内定しているFW井波靖奈はこの日後半34分からの出場となった。負傷のため今大会途中まで2ヵ月間離脱していたFWは、準決勝の静岡学園高(静岡)戦で今大会初先発。「本当は45分プラス5分か10分の予定だった。でも2点リードされたので引っ張れるところまで引っ張った」と森山佳郎監督が説明したように、予定を大幅に超える83分間も出場したため、久々の先発でまだ万全でなかった井波は「極度の全身疲労状態」(森山監督)で決勝の先発を外れることとなった。

 わずか7分間の出場でカウンターから独走する場面があったが、見せ場はわずかでゴールもゼロ。だが「チームが優勝できたことをうれしく思っている。貢献できたかどうかは微妙ですけど」と微笑んだ。今大会は流通経済大柏高(千葉)戦の1ゴールに終わったものの、チームとして日本一を勝ち取ったことを喜んだ。

 来季トップチームでプレーするためにやり切りたいこと。それは「自分がチームで一番上手いとは思っていない。でもトップにいかせてもらえるので、自分がそうなれるように努力する」ということだ。この後控えるJユースカップでは、今大会残すことができなかった結果にもこだわっていく。「自分がスタメンで90分プレーして優勝したいと思う。昨年2年生で7得点だったので、そこまで、それ以上に取って得点王を獲ってきたい」と言い切った。

(取材・文 吉田太郎)

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