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[CL]バイエルンがアーセナルに敵地で先勝、13年初失点も3発快勝

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は19日、決勝トーナメント1回戦第1戦の3日目を行い、バイエルン(ドイツ)が敵地でアーセナル(イングランド)に3-1で快勝した。ブンデスリーガで首位を独走するバイエルンが8強入りに前進。第2戦は3月13日にバイエルンのホームで行われる。

 開始早々にバイエルンがアーセナルの出はなをくじいた。前半7分、中盤でボールを奪ってカウンターを仕掛けると、MFシュバインシュタイガーが一気にドリブルで駆け上がる。MFリベリが右サイドに展開。MFミュラーがマイナスに折り返したボールをMFトニ・クロースが右足ダイレクトで蹴り込んだ。

 前半21分にはクロースの右CKをニアサイドのDFファン・ブイテンがヘディングシュート。GKが弾いたボールをミュラーが体を投げ出しながら右足で押し込み、2-0とリードを広げた。ホームでまさかの2点ビハインドとなったアーセナルはボールポゼッションを高めるが、公式戦6試合連続無失点中のバイエルン守備陣を攻めあぐねた。

 チャンスらしいチャンスがなく、前半を折り返したアーセナルだが、後半10分、セットプレーから1点を返す。MFウィルシャーの右CKにGKノイアーは飛び出すが、ボールに触れず、バイエルンの選手が味方同士でぶつかり合う中、だれも競ることなく中央に流れてきたボールをFWポドルスキがヘディングで難なく押し込んだ。

 アーセナルからすればラッキーな形でのゴールとなったが、バイエルンにとっては昨年12月14日のブンデスリーガ第17節・ボルシアMG戦(1-1)の前半21分にPKで許したゴール以来、664分ぶりの失点。昨年12月18日のDFBポカール(ドイツ国内杯)からリーグ戦5試合を含めて公式戦6試合無失点中だったバイエルンが2013年に入って初失点を喫した。

 勢い付くアーセナルは後半27分、右サイドを抜け出したFWウォルコットのクロスを途中出場のFWジルが右足ボレー。決定的な場面だったが、ノイアーが鋭い反応で弾き出した。すると同32分、バイエルンはカウンターからMFロッベンが右サイドを駆け上がってきたDFラームにパス。ラームのグラウンダーの折り返しに飛び込んだFWマンジュキッチがDFサニャと競り合いながら体ごと押し込んだ。アウェーゴール3点を奪い、敵地で3-1と先勝したバイエルン。圧倒的に優位な状況で、ホームでの第2戦を迎えることになった。


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