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[CL]両GKが好守連発、マラガ対ドルトムントの第1戦は互いに譲らず

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、準々決勝第1戦の2日目を行い、欧州CL初参戦のマラガ(スペイン)はホームで昨季のドイツ王者・ドルトムントと対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。

 4強入りした97-98シーズン以来、15シーズンぶりの準々決勝進出を果たしたドルトムントと、初の欧州CL挑戦で8強入りしたマラガ。ドルトムントのユルゲン・クロップ監督が「今大会でサプライズを起こしてきた2チーム」と評する両者の対戦は、戦前の予想どおりオープンな展開となった。

 ホームで先勝を狙うマラガは前半7分、DFガメスのパスから右サイドを抜け出したFWハビエル・サビオラが鋭い切り返しでMFイルカイ・ギュンドアンをかわして左足でシュート。いきなり決定機をつくったが、惜しくも枠を外した。

 立ち上がりのピンチをしのいだドルトムントは徐々にマラガを押し込んでいく。前半14分、DFマルセル・シュメルツァーからのロングフィードをFWロベルト・レバンドフスキが頭でそらし、MFマリオ・ゲッツェがゴール前に抜け出したが、シュートはGKウィリーの好守に阻まれた。同19分にもMFマルコ・ロイスが中盤でボールを奪い、ギュンドガンを経由してゲッツェが決定機を迎えたが、またもGKが好セーブ。同25分、ロイスの左足ミドルもGKウィリーの牙城を崩せなかった。

 劣勢の時間が続いたマラガも前半の終盤に再び流れを引き寄せる。前半42分にはMFホアキンの右CKからFWジュリオ・バチスタがヘディングシュート。GKロマン・バイデンフェラーが弾いたボールをMFジェレミー・トゥラランが頭で押し込むが、ゴールライン上でゲッツェがクリアした。互いに決定機をつくったが、両守護神のビッグセーブもあり、前半はスコアレスで折り返した。

 後半も両チームが攻め合う激しい展開となった。ドルトムントは後半2分、MFケビン・グロスクロイツが左サイドに展開し、ゲッツェのマイナスの折り返しにレワンドフスキがフリーで走り込んだが、まさかのキックミス。同20分にもスルーパスに抜け出したゲッツェが絶好機を迎えたが、シュートはわずかにゴール左に外れた。マラガも後半21分、右クロスのこぼれ球をMFイスコが狙う。しかし、右足の強烈なシュートはGKバイデンフェラーが鋭い反応で弾き出した。

 互いに一歩も譲らず、0-0のまま試合は終盤へ。マラガは後半45分、FKのサインプレーからDFアントゥネスが左足ミドルを狙うが、枠を捉え切れない。結局、最後までゴールは生まれることなく、0-0のまま試合終了。マラガはホームで先勝することはできなかったが、アウェーゴールを許さず、勝負の行方は9日にドルトムントのホームで行われる第2戦にもつれ込んだ。


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