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[日本クラブユース選手権(U-18)]エース柴原ハット!清水ユースが計9発の撃ち合い制す!!:大会1日目総括

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 7月24日、adidas CUP 2010 第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会が福島県のJヴィレッジで開幕。1次ラウンド第1戦12試合が行われた。猛暑の中だったが、選手達は力強く躍動していた。

 Aグループのコンサドーレ札幌U-18対グランセナ新潟ユース戦は、札幌U-18の攻撃陣が初出場のグランセナ新潟ユース相手に大爆発。FW鈴木貴大のハットトリックを含む大量14得点で札幌U-18が14-0で快勝した。もう1試合の浦和レッズユース対愛媛FCユース戦は点の取り合いとなった。四国代表の愛媛ユースが後半18分にMF平田翔也のゴールで同点に追いつくなど食い下がったが、浦和ユースは終盤に相手オウンゴールなどで2得点を加え、4-2で勝利した。

 Bグループの名古屋グランパスU18対ベガルタ仙台ユース戦は、前半に先制した名古屋U18が後半にMF川村啓輔の2ゴールなどで突き放し仙台ユースに4-1で快勝。もう1試合の柏レイソルU-18対ヴァンフォーレ甲府U-18戦は前半28分に柏U-18FW山嵜駿が先制ゴール。この1点を守った柏U-18が1-0で初戦をものにした。

 Cグループの清水エスパルスユース対-ヴィッセル神戸ユース戦は激しい打ち合いとなった。清水が2点を先取したが神戸はFW小川慶治朗とFW廣田隆治の連続ゴールで同点に追いつく。だが、清水は前半36分にエースMF柴原誠のゴールで勝ち越すと後半16分にU-17日本代表FW柏瀬暁、21分には柴原がこの日3点目となるゴールを決めて5-4で神戸ユースを振り切った。また東京ヴェルディユース対鹿島アントラーズユースの関東勢対決は、MF杉本竜士の2ゴールなどにより東京Vユースが3-1で勝っている。

 昨年準優勝のFC東京U-18と同4強の京都サンガF.C.U-18戦は、序盤にFW秋岡活哉が挙げたゴールを守りきったF東京U-18が1-0と手堅く勝利した。もう1試合のサンフレッチェ広島ユース対三菱養和SCユース戦は、広島ユースがセットプレーで先制し、さらに後半にも追加点を挙げて2-0で勝利した。

 15時キックオフのEグループ・Fグループの試合は前半から雲行きが怪しくなり、前半終了時点で雷により試合が中断。全日程の消化はできたものの、後半を約2時間後の17時30分から再開するという異例の事態となった。
 昨年優勝のセレッソ大阪U-18はグループEで引き分けスタートとなった。大分トリニータU-18戦は前半にMF野口直人のゴールで先制したが、後半アディショナルタイムにセットプレーのこぼれ球を大分U-18MF田中大貴に頭で押し込まれて1-1で引き分けた。もう1試合、横浜F・マリノスユース対塩釜FCユース戦は、横浜FMユースがMF後藤拓斗の2ゴールなどで3-0と快勝スタートを切った。

 Fグループのアルビレックス新潟ユース対アビスパ福岡U-18戦は、前半2得点を挙げた新潟ユースが2-1で競り勝った。ガンバ大阪ユース対大宮アルディージャユース戦は両チーム無得点で迎えた後半、DF木村圭佑とDF小池歩がゴールを挙げた大宮ユースが2-0で勝利している。

 2日目は7月25日、10時30分からJヴィレッジにて行われる。

<写真>清水ユースはエース・柴原(中央)のハットトリックの活躍などで神戸ユースに競り勝った
(取材・文 小林健志)

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