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浦和がC大阪下して4強入り、デスポトビッチがナビスコ杯で4戦4発!!

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[10.5 ナビスコ杯準々決勝 C大阪1-2浦和 長居]

 浦和レッズセレッソ大阪に2-1で勝利し、ナビスコ杯・準決勝進出を果たした。リーグ戦では7戦勝ちなし(2分5敗)と苦しんでいる浦和だが、今季のナビスコ杯では5戦全勝と負け知らずで4強入りを決めた。一方のC大阪は、リーグ戦では11位と低迷し、ACLでも敗退。今季のタイトル獲得のためにも負けられない一戦だったが、準々決勝で姿を消した。

 浦和は日本代表に選出されているためFW原口元気が不在。FWエスクデロ・セルヒオが公式戦3試合ぶりに先発した。対するC大阪はMFキム・ボギョンと日本代表MF清武弘嗣が故障の影響で欠場し、MF大竹洋平が加入後初の先発を果たした。

 立ち上がりから積極的に攻め込んだ浦和が幸先良く先制点を奪った。前半9分、MF山田直輝がライナー性の右クロスを入れると、これがDF茂庭照幸のオウンゴールを誘発し、1-0とリードに成功した。同21分にはMF梅崎司が右サイドの高い位置からドリブル突破。DFを置き去りにし、PA手前から強烈なシュートを放つ。GKが弾いたボールはポスト右を叩き、追加点にはならなかった。そのまま前半を折り返した。

 前半はなかなか攻撃のリズムをつくることができなかったC大阪だが、後半は一変。大竹に代わって、後半から出場した大卒ルーキーのMF村田和哉が果敢にドリブルで切れ込み、チャンスをつくった。後半開始わずか1分、村田の右クロスにFW小松塁が合わせて左足でシュートを放つが、GK加藤順大の弾いたボールはポストを叩いた。

 ゴールが奪えずにもどかしい時間が続いたが、後半28分に待望の同点弾が決まった。相手のミスから中盤での早いリスタート。これを途中出場のFW播戸竜二がゴール正面で受けると、最後はMFファビオ・ロペスが浦和守備陣の裏へ抜け出し、PA内左から冷静に左足シュート。1-1と試合を振り出しに戻した。

 それでも最後に試合を決めたのは、ナビスコ杯でゴールを量産している浦和のFWデスポトビッチだった。後半38分、左サイドの山田から中央のMF柏木陽介を経由し、右サイドの梅崎へ展開。梅崎がスピードに乗った突破からクロスを入れると、これにデスポトビッチが合わせてヘディングシュート。ナビスコ杯では4戦4発目のデスポトビッチのゴールが決勝点となり、浦和が2-1の勝利を収め、準決勝進出を決めた。

 試合後のテレビインタビューで決勝点を決めたデスポトビッチは「得点できたことで勝ちにつながったのが嬉しいのはもちろんのこと。しかし、それよりもチーム全員が勝つことへの気持ちを見せることができて、それが勝ちにつながって良かった」と満面の笑顔。G大阪と対戦する準決勝へ向けて「準決勝も私の持っているもの全てを出して、次に進みたいと思う」とキッパリ話した。


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