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手倉森監督率いるパトゥム・Uが史上初のACL8強!! 傑志に4-0圧勝で歴史的快挙

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パトゥム・ユナイテッド(タイ)が史上初の4強

[8.19 ACL決勝T1回戦 パトゥム4-0傑志 浦和駒場]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は19日、浦和駒場スタジアムで決勝トーナメント1回戦を行い、パトゥム・ユナイテッド(タイ)が傑志(香港)を4-0で破った。パトゥム・Uは史上初のアジア8強進出。かつてリオ五輪代表監督を務め、昨季はベガルタ仙台を率いていた手倉森誠監督が歴史を切り拓いた。

 2年連続の16強進出を果たしたパトゥム・Uと、史上初の決勝トーナメント進出を果たした傑志との対決。試合は手倉森監督率いるパトゥム・Uが主導権を握った。まずは前半28分にビッグチャンス。左CKをMFウォラチット・カニスリバムフンがニアサイドに送り込むと、FWイフサン・ファンディ・アハマドがかかとでフリックし、高く上がったボールをDFイルファン・ファンディ・アハマドが頭で押し込んだ。だが、主審はファウルの判定。シュートの場面でGKへのファウルがあったとされた。

 それでもパトゥム・Uは前半34分、GKチャチャイ・ブートプロムからのロングキックが敵陣を襲うと、傑志ディフェンスがこれをクリアし切れず、GKワン・シェンペンもまさかの後逸。これに抜け出したウォラチットが無人のゴールに流し込んだ。さらに同39分、中盤を突破したファンディ兄弟の弟イフサンが強烈なミドルシュート。ドライブ回転でネットに突き刺さり、瞬く間にリードを2点に広げた。

 ところが後半は一転、傑志が優勢。風上を利用したハイボール攻撃でFWデヤン・ダムヤノビッチにボールを集め、何度か惜しい決定機を迎えた。しかし、ことごとく枠を外すと、迎えた後半23分、パトゥム・UはMFジオゴ・ルイス・サントのクロスから元清水のFWティーラシン・デーンダーが決め、スコアを3-0とした。

 なおも攻めるパトゥム・Uは後半43分、ジオゴのスルーパスに抜け出したMFチャトモンコル・トンキリがGKの股を抜くシュートを決めて4点目を奪った。そのまま試合はタイムアップ。パトゥム・Uが準々決勝進出を決めた。準々決勝の組み合わせは20日の抽選会で決まる。

(取材・文 竹内達也)
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