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川崎Fが敵地パトゥム・U戦で4発圧勝!! ACL“死の組”入るも日本勢唯一のGL3連勝

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MF橘田健人が豪快なミドルシュートで決勝ゴール

[10.24 ACLグループI パトゥム・U 2-4 川崎F パトゥムターニー]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は24日、グループリーグ第3節を行い、川崎フロンターレパトゥム・ユナイテッド(タイ)を4-2で破った。ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)、蔚山現代(韓国)と難敵揃いの“死の組”で日本勢唯一の3連勝を果たした。

 川崎FはJ1リーグ前節の福岡戦(○4-2)から中3日でのアウェーゲーム。古巣対戦のMFチャナティップらを擁する相手に序盤は苦しい戦いも強いられたが、粘り強く勝ち切った。

 まずは前半14分、川崎Fは敵陣深くでゆったりとボールを回し、ポストプレーを担ったFWレアンドロ・ダミアンのスルーパスにFW家長昭博が抜け出すと、折り返しのパスにMF遠野大弥が反応。叩きつけるようなシュートをゴール中央に突き刺し、先制に成功した。

 ところが前半アディショナルタイム2分、波状攻撃から左サイドで相手をフリーにしてしまうと、DFコナパット・ブアファンからのロングフィードをFWイゴール・セルゲーフにヘディングで押し込まれ、同点ゴールを献上した。

 それでも後半は着実にゴールを重ねた。7分、左サイドで背後に抜けたFWマルシーニョのクロスは味方に通らなかったが、波状攻撃のこぼれ球を拾ったMF橘田健人がハーフボレーで右足一閃。豪快なミドルシュートでGKを襲い、ファンブルしたボールがゴールラインを越えた。

 さらに後半23分、川崎Fはカウンターからマルシーニョが敵陣に侵入。猛スピードで相手を振り切り、最後はループシュートで流し込んで3点目を奪った。同32分にはMF脇坂泰斗の右CKからDF大南拓磨がヘディングで決め、スコアを4-1とした。

 後半34分、川崎FはロングボールをキャッチしたGKチョン・ソンリョンが相手の突進を防御しようと膝を上げた際、これでファウルを取られてPKを献上。ぶつかってきた不可解な判定に選手・スタッフが抗議するもVARの介入はなく、DFビクトル・カルドソにPKを決められて1点を返された。

 さらに後半42分、川崎Fは自陣深くでボールをクリアしようとした大南が膝を痛めて転倒。長期離脱が懸念される悲痛なアクシデントに襲われた。それでもチームは最後まで集中力は失わず、そのまま試合はタイムアップ。日本勢唯一のグループリーグ3連勝を果たした。

●ACL2023-24特設ページ

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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