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“フィリピンのMVP”堀越大蔵に同点弾献上も…横浜FM、村上プロ初弾とマテウス決勝弾でACL3勝目

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FW堀越大蔵が同点ゴール

[11.7 ACLグループG第4節 カヤ・イロイロ 1-2 横浜FM]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は7日、グループリーグ第4節を各地で行い、横浜F・マリノスカヤ・イロイロ(フィリピン)に2-1で勝利した。

 横浜FMは今大会2勝1敗で迎える第4戦。J1リーグとの連戦で負傷者が続発している中、最終ラインにDF松原健、MF喜田拓也、MF吉尾海夏を並べ、本職CBが一人もいない3-4-2-1布陣でアウェーゲームに臨んだ。一方、フィリピン王者のカヤ・イロイロは3連敗中。日本人の多摩大目黒高・東海大出身のFW堀越大蔵(27)、実践学園高、産業能率大出身のDF斎藤彰人(24)を先発起用した。

 試合は一方的に横浜FMが主導権を握り、前半10分にビッグチャンス。MF水沼宏太のクロスからFW杉本健勇が力強いヘディングシュートを狙った。だが、これはゴール前でワンバウンドしてクロスバーにヒット。同25分にはMF井上健太のクロスからMF榊原彗悟が頭で狙うも、斎藤のブロックもあり、クロスバーに当たった。

 それでも前半26分、横浜FMが先制に成功した。榊原からのパスを受けて右サイドを攻め上がった井上が斜めのスルーパスを送ると、これに反応したFW村上悠緋が右足一閃。うまく浮かせたシュートをゴール左上隅に突き刺した。今季、関東学院大から加入した村上はこれがプロ初ゴール。アジアの舞台で決めた。

 ところが横浜FMは前半39分、FWハビエル・ガヨソに右サイドで時間を作られ、中盤のMFリカルド・センドラをフリーで前を向かせると、スルーパスが最終ライン裏へ。これに抜け出した堀越のシュートでGK飯倉大樹の肩口を射抜かれ、同点となった。昨季フィリピンリーグMVPの堀越はこれがACL初ゴール。日本勢を相手に決めた。

 その後は互いに選手交代を行う中、拮抗した展開が続いた。それでも後半37分、カヤ・イロイロは榊原のかかとを踏んだFWロベール・ロペズ・メンディがVARの介入により、一発退場処分を下されると、横浜FMは数的優位を逃さなかった。

 後半42分、途中出場のFWナム・テヒが左サイドから縦パスを送り、前線に入っていたFWヤン・マテウスが最初のトラップで浮かせると、華麗なターンから左足ボレーシュート。美しい個人技で固く守る相手のゴールを破った。そのまま試合はタイムアップ。横浜FMが敵地で苦戦しながらも大きな勝ち点3を獲得した。

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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