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GL突破確定済みの川崎F、ACL最終節で2点リード守り切れず…年内最終戦はドロー

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川崎Fは2点リードを守り切れず

[12.12 ACLグループI第6節 蔚山現代 2-2 川崎F 蔚山]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は12日、グループリーグ第6節を行った。川崎フロンターレ蔚山現代(韓国)と対戦し、2-2で引き分けた。

 前節終了時点で開幕5連勝の川崎Fは首位でのグループリーグ通過が決定済み。9日には天皇杯制覇も成し遂げ、今年最後の公式戦として敵地に赴いた。メンバーは大幅に変更し、DF松長根悠仁、DF高井幸大、MF名願斗哉といった若手も起用。その一方で、契約満了による退団が発表されたMFジョアン・シミッチもスタメン入りした。

 前半17分に川崎Fが先制する。PA手前でボールを収めたMF瀬川祐輔が体勢を崩しながらも敵陣PA内にパス。FW山田新がダイレクトでボレーするもブロックに遭うが、落ちてきたボールをFW遠野大弥が押し込んだ。

 川崎Fは前半31分に追加点。右サイドの山田がPA中央に折り返し、瀬川が巧みなキープを見せる。横にパスしたところをMF名願斗哉が粘って、さらにファーサイドに送る。MF瀬古樹が左足シュートで相手選手の股下を打ち抜き、2-0と点差を広げた。

 前半44分にFWマルティン・アーダームのゴールで失点を喫した川崎Fは、前半を2-1で折り返す。ハーフタイムには名願を下げ、FW宮代大聖を投入。後半8分には松長根が自陣PA内でファウル。相手にPKを献上し、アーダームに同点ゴールを許した。

 蔚山は後半24分、FWグスタフ・ルドウィグソンに代えてMF江坂任を投入する。川崎Fは同33分に3枚替え。瀬川、瀬古、松長根に代えて、MF山村和也、DF山根視来、そして公式戦デビューとなるMF大関友翔が出場した。37分には山田を下げ、FW家長昭博が入った。

 川崎Fは残り時間で守勢に回り、2-2のまま試合終了。グループリーグ全勝とはならなかったが、無敗のまま決勝トーナメントに進むことになった。決勝トーナメントは来年2月から行われる。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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