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後半巻き返しへ…ピクシー、田口に期待「レギュラー獲りのチャンス」

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 J1第15節が23日に各地で行われる。リーグ再開初戦の鹿島戦を3-2の逆転で制した名古屋グランパス。23日はジュビロ磐田とホームで『東海ダービー』を戦う。前日会見でストイコビッチ監督は「これから順位を上げるためにも、ホームでの敗戦はやってはいけないことだと思います。5試合負けていますが、これでもう充分です。今は中位ですので、グランパスを上位へと上げるために、皆さんには私の考えを信じてついてきてほしいと思います。そのための"良い薬"は、勝って勝って勝ち続けることだと思っています」と意気込んだ。

 名古屋は現在、MFダニルソン、MF中村直志らボランチの選手を怪我で欠いている。ダニルソンについては「ベンチに入れる予定です」と復帰を示唆したが、まだまだ頭数が足りない状況が続く。

 そこで今、レギュラー奪取へ向け猛アピールをする選手がいる。4年目のMF田口泰士だ。田口は流通経済大柏高の2年生で出場した高校選手権で全国制覇に貢献。藤枝東高との決勝戦では得点も奪った。09年に争奪戦の末、名古屋に入団。しかし昨年までの3シーズンでリーグ戦出場が4試合と出場機会に恵まれなかった。だが今季はすでに初の先発出場を含む、6試合に出場。敗退してしまったがACLのラウンド16でも先発出場を果たした。ストイコビッチ監督も「レギュラーになれるチャンスだと思います」と期待を寄せた。

 前節の鹿島戦では0-1で迎えた後半開始から4-3-3のアンカーの位置に入り、チームの逆転勝利に貢献。ストイコビッチ監督は「鹿島戦の時のようなプレーが続けてできれば、先発メンバーでも通用する選手だと思いますし、その可能性があると思います。鹿島戦での彼のプレーはとても重要なものでした。もう一度、あのような、クオリティーの高いプレーを今後も見せてほしいと思います」と続けた。現在首位と勝ち点差10の11位に低迷する名古屋。後半戦、巻き返しを図るチームのキーマンとなりうる若手であることは確かだ。

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