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平瀬智行や木寺浩一の思いが電子書籍に!『蹴球人ライブラリー』発刊

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「オーレ!埼玉」や「フォルサ!SAITAMA」など埼玉県内の高校サッカーを中心に、近県の育成年代の選手たちの活躍を報じている株式会社イシクラは今年1月、電子書籍としてサッカー選手の自叙伝『蹴球人ライブラリー』(http://www.n-ipgs.jp/syukyu/)を発刊。その第1弾として、鹿島アントラーズで3冠達成に貢献した元日本代表FW平瀬智行氏(現ベガルタ仙台アンバサダー)の「不屈不撓」(写真、定価税込630円)、アルビレックス新潟やサンフレッチェ広島などでプレーしたGK木寺浩一氏(現KIDE FOOTBALL ACADEMY代表)の「まだまだ」(定価税込525円)をリリースした。

 近年、サッカー選手のセカンドキャリアを取り巻く環境は、日本の経済状況に比例して厳しい状況だ。サッカーで突出した結果を残した選手はその舞台から離れても順調な第2の人生を送りそうだが、実際は特に表現力、コミュニケーション能力の方法が身につけられていないことが現状だという。その中で『蹴球人ライブラリー』はインタビューを通して選手が自分自身を見つめるという作業をサポート。またその言葉が電子書籍として販売されることで、より自分の発言に責任を持たなければならないことを学び、いろいろな角度から人と話ができるようになり、いろいろな観点から物を見ることに繋げられればと考えている。

●平瀬
「今振り返れば、自分にとって鹿実での3年間の経験はよかったと思いますね。あの3年間があったからこそ、プロに入ってからもちょっとしたことではへこたれることはなかったですからね」―鹿児島実業時代を振り返って

●木寺
「『どこか声をかけてくれるでしょう』と思っていたんです。むしろ『拾うでしょう!』と。偉そうでしたね……(苦笑)。今、考えれば『何様だよ!』って感じです(笑)。勘違いですね」―NKKサッカー部廃部の際

 一線で活躍した彼らの言葉はとても貴重。「もっとこうしておけばよかった」という反省、「あのときはあの人に助けられた」という感謝、そして「本当にサッカーをしていてよかった」というサッカーへの思いは非常に重みがある。その言葉は多くの現役選手の意識に何らかの刺激を与え、第二の人生の中で奮闘しているOB、まだ試行錯誤しているOBへのエールに、そして多くのサポーターへのメッセージになるのではないか。

 なお、この『蹴球人ライブラリー』は、一般社団法人日本プロサッカー選手会(佐藤寿人会長)が特別協力。続刊として元日本代表MF礒貝洋光氏の書籍(タイトル未定)発刊を予定している。

以下、関連リンク
『蹴球人ライブラリー』ホームページ
http://www.n-ipgs.jp/syukyu/
発行 株式会社イシクラ(埼玉県さいたま市)
http://www.ishikura.co.jp/
販売 DL-MARKET
http://www.dlmarket.jp/default.php

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