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屈辱の前半交代をバネにPKストップの磐田GK八田「今日の試合にかけていた」

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[6.7 J2第17節 磐田1-0水戸 ヤマハ]
 
 3試合ぶりの完封勝利は、ジュビロ磐田のGK八田直樹にとって大きな意味を持った。15節で磐田は松本に1-2で敗れると、続く前節の岡山戦もホームで1-1のドロー。その岡山戦で八田は、前半だけでの交代を命じられていた。

 それだけに、7日の水戸ホーリーホック戦には強い気持ちで臨んでいた。「少しアウェーで、松本で不甲斐ない試合をしてしまって。あらためて自分たちの力不足を痛感させられた。前節も、自分の弱さで、前半で交代になり、今日という試合にすごくかけていた」と、試合前の気持ちを明かす八田は「自分の1プレーで1点を防げて勝つことができて、良かったです」と、1-0の勝利に笑顔をこぼした。

 後半18分、磐田はDF菅沼駿哉がPA内でのハンドを取られて、PKを与えてしまう。しかし、かつて磐田のチームメイトであったMF船谷圭祐のシュートを八田がセーブ。ゴールを死守した。「(キッカーが)ケイくん(船谷圭祐)だったのでね。絶対にやられたくなかった。止められて良かったです」と喜ぶ八田は、この日、ヤマハスタジアムに集まり、力強い声援を送り続けた磐田市内の小学生3,200人に感謝した。

「後半、攻め込まれる時間帯もありましたが、小学生の皆さんのおかげでゼロに抑えることができました。本当に、ありがとうございます!! みなさんの力が僕たちのパワーになるので、これからもジュビロスタジアムに足を運んで、応援をよろしくお願いします」

 この勝利で2位に浮上した磐田。次節はアウェーでFC岐阜と対戦する。「勝った後の試合っていうのは本当に大事になってきます。一つひとつ、自分たちを見つめ直して戦っていくので、これからも熱い声援をよろしくお願いいたします」と、気を引き締めた。

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