イタリア代表FWマリオ・バロテッリ(ミラン)は10日、自身のSNSでベルギー人モデルのファニー・ニゲーシャさんと婚約したことを発表した。昨年4月には破局報道もあった2人だが、ブラジルW杯開幕を目前に念願のゴールインとなった。

　バロテッリといえば、これまで女性関係において、数々のスキャンダルを起こしてきた。なかでも、2012年夏には元彼女であるラファエラ・フィーコさんとの間に子供を授かったことを公表。2人は妊娠発覚前に別れていたため、バロテッリがDNA鑑定を求めるなど、大騒動に発展。その後、2012年12月5日に娘のピアちゃんが誕生すると、生まれてから14か月が経った今年2月にようやくDNA鑑定を行った。その結果、ピアちゃんがバロテッリの実子ということが明らかになったのだ。

　親子関係が証明されるまで、娘との関わりを絶っていたバロテッリ。メディアを通じてフィーコさんから、激しく非難されていたが、実の娘ということが判明すると態度は一変する。ブラジルW杯へ向けてのイタリア代表合宿中には、娘のネーム入りユニフォームをつくり、自慢げにSNSで公開するなど、溺愛する様子をみせている。ちなみに、フィーコさんはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(R・マドリー)の元彼女で、CR7とは2009年頃に約1年間交際していたといわれている。

　2012年夏頃から交際中といわれているバロテッリと婚約者のニゲーシャさん。ピアちゃんが生まれた日もバロテッリは出産に立ち会わず、ニゲーシャさんとディナーを楽しむなど仲睦まじい姿がパパラッチされてきた。しかし、この2人の間も順風満帆だったわけではない。

　交際中だった2013年春、バロテッリは彼女を激怒させる事件を起こす。2013年4月30日に行われた欧州CL・準決勝第1戦でドルトムントに1-4で大敗したレアル・マドリーに対して、バロテッリは「第2戦で結果をひっくり返し、決勝進出を決めたら、俺の恋人をレアルの選手全員とベッドインさせていいぜ」と持ちかけたのだ。

　これを耳にしたニゲーシャさんは激怒。さらに、この"事件"直後にバロテッリがクラブで浮気している現場をパパラッチされたことから、2人は破局したとみられていた。しかし、表立った騒動の裏で関係を修復した2人は、順調に愛を育んでおり、W杯開幕前にサプライズのゴールインとなった。

　ベテラン選手の不倫や離婚などネガディブな話題が続いていたアズーリに明るい話題がもたらされた。イタリア代表は15日にW杯初戦のイングランド戦を迎える。バロテッリは結婚したことで落ち着き、"悪童"卒業となるのか。ピッチ外での行動も注目されることが多いイタリア代表ストライカー。まずはブラジルの地での活躍に期待が寄せられる。

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