[6.13 ブラジルW杯B組 スペイン1-5オランダ サルバドル]

　スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は「酷い気分だ。私たちは守備的なチームではないが、堅い守備を誇っていた。なぜ5ゴールを喫したのか、分からない」と、オランダ代表に1-5で敗れたW杯初戦を振り返った。

　前半27分にMFシャビ・アロンソのPKで先制したまでは良かった。「オランダはプレッシャーを掛けてきたが、それでも私たちはスペースを見つけることができていた」とデル・ボスケ監督も序盤の戦いには納得していたようだが、「相手がロングボールを最終ラインの裏に放り込んできて試合が変わった」と試合の分岐点を話した。

　前半44分に同点に追い付かれると守備陣は崩壊。次々とゴールネットを揺らされ、大量5得点を献上してしまった。自身のミスから4点目を奪われたGKイケル・カシージャスに対して「彼を責めることはできない」と語り、「私たちが負けたのはチーム全体のパフォーマンスが低かったからだ」と大敗を受け入れた。

　18日にはオーストラリアとの初戦を制したチリ代表との試合を迎える。だからこそ、「落胆せず、勇敢にこの敗戦を受け入れて次の試合に向かいたい。私たちには経験があり、3ポイントを落としただけだ。強い意志を持って前を向き、次の挑戦に向かう」と世界一のチームを率いる指揮官は前を向いた。

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