2連勝で決勝トーナメント進出を決めているオランダ代表のルイス・ファン・ハール監督が23日に行われるチリ戦へ向けてコメントした。

　前回王者のスペインを5-1で撃破し、オーストラリアも3-2で振り切った。fifa.comによると、この2試合についてファン・ハール監督は「満足以上の結果だよ。こういうトーナメント形式では、まずグループリーグを抜けるのが第一目標だからね。オランダは難しいグループに入ったが、その中で最初にグループリーグを勝ち抜けることができたのは信じられないくらい素晴らしい結果だ。もちろん、満足するのは一旦止めにして、次のチリ戦にむけて取り組んでいかなくてはいけない。もともと、チリ戦が最も大変な試合になると予想していた。彼らの仕上がりはとても良いからね」。そしてチリ戦について「私の見立てでは、実力は互角だ。どちらに転がるかわからないゲームになると思うよ」と予想した。

　オランダはB組首位を守れば決勝トーナメント1回戦でA組2位と、もしもチリに敗れてB組2位に順位を落とせば、A組1位と対戦することになる。現在A組1位の開催国・ブラジル代表と対戦する可能性があるが、ファン・ハール監督は「もし選ぶことができるなら、ブラジルと当たるのは回避したい。クロアチアもメキシコも弱い相手ではないが。しかし私が思うに、ワールドカップのホスト国というのは常に有利なものなんだよ」。好調続くオランダだが、V候補でもあるブラジルと決勝トーナメント初戦で対戦することは避けたいという胸のうちを明かしている。

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