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[プレビュー]フランスvsドイツ 敵はインフル?勝敗のカギはフィジカル面

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[7.4 ブラジルW杯準々決勝 フランス(日本時間5日1:00)ドイツ リオデジャネイロ]

 ブラジルW杯もいよいよ準々決勝を迎える。決勝トーナメント1回戦は8試合中5試合が延長戦に突入。2試合がPK戦までもつれ込むなど、僅差の好ゲームが続出した。結果的にはグループリーグ1位通過チームがすべて勝ち上がり、好調をキープしたまま8強に駒を進めている。

 準々決勝1日目第1試合は、欧州決戦となった。通算25回の対戦を誇る両チームだが、W杯での対決は過去3度。前回対戦は28年前の1986年メキシコ大会までさかのぼるが、準決勝での対戦はドイツ(当時西ドイツ)が2-0で勝利。その前は1982年スペイン大会の準決勝で、こちらも5-5から突入したPK戦をドイツが5-4で勝利。ただ初対戦となった1958年スウェーデン大会の3位決定戦ではフランスが6-3で勝利。PK戦を公式記録通り引き分けで計算すると、1勝1分1敗と対戦成績は互角だ。

 フランス代表は決勝T1回戦ではナイジェリアと対戦し、2-0で勝利した。大会前にはフランク・リベリの欠場が発表されるなど、苦しい戦いも予想されたフランスだが、GLを2勝1分。第2戦のスイス戦では5得点を記録するなど、攻撃陣が大爆発。攻守のバランスも抜群で、5得点を奪ったあとのスイス戦で、終盤2失点を喫しているが、それ以外の3戦は無失点と、完璧なゲーム運びを見せている。

 ドイツ代表も大会前から怪我人に苦しんだ印象はあったが、初戦のポルトガル戦でFWトーマス・ミュラーがハットトリックの活躍を見せるなど、上手く波に乗った印象だ。ただここに来てチーム内に不穏な空気が漂っている。決勝T1回戦のアルジェリア戦をDFマッツ・フンメルスが体調不良で欠場したのに続き、現在、合計7選手が同様の症状を訴えているというのだ。インフルエンザが蔓延しているみられ、ヨアヒム・レーブ監督も「悪化しないことを願う」と話している。

 この日を中3日で迎える両チームだが、決勝T1回戦を90分で終えたフランスに対し、ドイツは120分を消化。この30分がどのような影響を及ぼすか。フィジカル面が勝敗のカギを握っている。

■FIFAランキング
フランス 17位
ドイツ 2位

■対戦成績
フランス11勝6分8敗

■テレビ中継
テレビ東京系


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